岡倉天心『茶の本』を読む (岩波現代文庫 学術302)

  • 岩波書店 (2013年12月17日発売)
3.27
  • (1)
  • (3)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 116
感想 : 7
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (260ページ) / ISBN・EAN: 9784006003029

みんなの感想まとめ

日常生活の中に埋もれた美を見出し、深い敬意をもって接する茶道の精神が描かれています。著者は岡倉天心の思想を通じて、神や美、自然といった大いなる存在との向き合い方を探求し、その崇高さに触れることの大切さ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「アジアは1つ」と語った岡倉天心について、その思想や生活に実にていねいに寄り添う筆致が魅力的だ。自分自身を超えた存在、つまり神や美なるものや森羅万象といったものとどう向き合うべきなのか。ぼくはついそれらをこの有限にして不十分なぼく自身の尺度に落とし込もうとするが、むしろそうした大いなるものを矮小化する態度を諌め、端的に世界の崇高さに触れることを著者は薦めているのかもしれない。もちろんその態度がはらむ陥穽(危険性)もふまえて。この主張がはらむ構図を、ぼくは粗暴に「スピリチュアル」「神秘主義」と理解したくない

  • 冒頭、若松訳
    「茶道は日常生活の俗事の中に存する美しきものに深き畏敬の念をもって接する一種の祭儀である」

    近松門左衛門
    「公衆が役者よりも多く知ることを許されている」


    難しかった

  • 1/6

  • 18/03/25。

  • 194

  • 茶の本の解説だと思って購入したが,その内容は岡倉天心の思想というよりも,日本の近代思想史に近い気がする。
    不完全なものはその彼方に完全なものを感じさせると岡倉が言ったように,茶の本を英文で書いたのも,翻訳を通じて考えを深めていって欲しいという願いがあったのかもしれない。

  • 岡倉天心が九鬼周造のお母さんと不倫してたなんて・・・・。
    天心に近づくために、周辺から。
    「茶の本」の内容解説の本ではありません。
    あくまでも、「茶の本」が語るものを語るというスタンスです。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞。
近著に、『あなたが言わなかったこと』『詩集 見えないものを探すためにぼくらは生まれた』『自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと』(以上、亜紀書房)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)、『光であることば』(小学館)、『藍色の福音』(講談社)、『読み終わらない本』(KADOKAWA)など。

「2026年 『[増補新装版]本を読めなくなった人のための読書論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

若松英輔の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×