医学者は公害事件で何をしてきたのか (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006003111

作品紹介・あらすじ

「原因物質が究明されないかぎり因果関係があるとは言えない」。水俣病など公害事件や薬害事件において無数の被害者を、学者はデータに基づかない非科学的な論理で切り捨ててきた。多額の研究費の支給を受けた学者の発言や行動とそれを生んだ学界構造と官僚機構を、多数の資料や記録をもとに検証した単行本に、その後の情報も加えた改訂版。

感想・レビュー・書評

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  • ▼福島大学附属図書館の貸出状況
    http://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&bibid=TB90301072
    水俣病があれだけ大きな広がりを持ち,未だに解決できないでいることの裏にある医学者と官僚の言動を,疫学者が疫学者ならではの視点をもってまとめたのがこの本だ.フクシマとミナマタの類似性を指摘するものが出現してきた今,福島に居るものにとって,一読の価値がある本だ.また,共生システム理工学類に所属するものにとっては,科学者や技術者は社会に対してどのように振る舞うべきであるのかを考えるための手掛かりにもなる本でもある。

    (推薦者:永幡 幸司)

  • B498.48-ツダ 300369071

  • 「因果関係はない」と専門家が言う。その専門家たちは責任を取らず、国からよいポストをもらう。これらは過去の出来事であり、似たような状況は起きないと言えるだろうか。

  • 水俣病は食中毒である、という定義に?と思われる方は必読。水俣病が「工場が汚染を垂れ流したことによる公害」というよりも遥かに広くて深い広がりのある問題であることがよくわかる。

  • まえがきの義憤から書くのではないと宣言されてから、文庫本あとがきに至るまで、猛スピードで告発。
    難しい学術的な部分も、お偉い方をバッサリ切っていただくことで、どんどん読み進める。
    東大出の官僚やお医者様を、バカ、まぬけ呼ばわりできるのは津田先生だけでしょうね。
    正義は強し。矢でも鉄砲でも持ってきやがれ、タイマンでも何でもはってやる・・・っていのか、著者の意気込み。よし。気にいった。

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