『涅槃経』を読む (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006003227

作品紹介・あらすじ

『涅槃経』は、釈尊が、クシナーラーで入滅されるその日一日を舞台にした経典である。沙羅双樹の中に横たわる釈尊が、参集した菩薩、衆生を相手に、最後の説法を行い、「仏の永遠性」「衆生の仏性(ぶっしょう)」などの真理を様々な比喩を交えて語る。著者は、ラジオ放送の聞き手に向けて、『涅槃経』を分かりやすく紹介しながら、物語を通して語られる大乗仏教の中心となる思想を解読している

感想・レビュー・書評

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  • 文字通り(抜粋ながら)「涅槃経」のテクストを読んでいく手法で、経典冒頭の派手派手スペクタクルのインパクトもあり、興味深く読了。

  • NHK宗教の時間のラジオ放送から・・・ということで、とても読みやすい。
    それにしても・・・・40巻という圧巻を読み解くのはすごいことです。

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著者プロフィール

1926年東京に生まれる。1950年東京大学文学部哲学科(印度哲学専攻)卒業。駒澤大学助教授、大阪大学助教授、東京大学文学部教授、鶴見大学教授、同学長を歴任。東京大学名誉教授、鶴見大学名誉教授。文学博士。2013年逝去。編著書は、“A Study on the Ratnagotravibh?ga(Uttaratantra)”(IsMEO)、『仏教史概説インド篇』(共著、平楽寺書店)、『仏教の思想11 古仏のまねび〈道元〉』(共著、角川書店)、『如来蔵思想の形成』(春秋社)、『大乗仏典12 如来蔵系経典』(中央公論社)、『仏典講座17 楞伽経』(大蔵出版)、『インド思想史』(共著、東大出版会)、『仏教入門』(東大出版会)、『講座大乗仏教』全10巻(共編、春秋社)、『如来蔵思想』Ⅰ・Ⅱ、『インド思想論』(いずれも法藏館)、『大乗起信論』(共訳、岩波文庫)、『高崎直道著作集』全9巻(春秋社)など。

「1985年 『仏性とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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