朝鮮人BC級戦犯の記録 (岩波現代文庫 学術 329)

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  • 本 ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006003296

感想・レビュー・書評

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  • 朝鮮半島で軍属となった人々が戦地で戦犯となって現地あるいは巣鴨で死刑ないし刑期をかされた。「歴史の考え方」(岩波新書)で分析された1冊である。1982年の出版でこの中の一部がいろいろと引用されている。しかし敗戦の日の8月15日に毎年テレビで報道されているとは言いづらい。
     朝鮮、台湾の植民地での人がどのようなことになったかが、佐渡金山や軍艦島のような世界遺産認定の際に問題を提起される必要があろう。

  • 筆者は不満の様だが、捕虜虐待に直接関われば軍属であっても戦犯として責任を問われるのも当然だろう(いじめと同様)。むしろふとしたきっかけで誰もが加害者になり得る恐ろしさを肝に銘じておくべき。

  • 俘虜監視員に朝鮮人を当てた。それが国策だったのかもしれないとは・・・。
    どこまで朝鮮は虐げられるのだろう。

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著者プロフィール

早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻・歴史社会学・日本ーアジア関係史
早稲田大学平和学研究所招聘研究員・恵泉女学園大学名誉教授
主要著作:
『朝鮮人BC級戦犯の記録』勁草書房、1982年・岩波現代文庫、2015年
『死刑台から見えた二つの祖国』(共編著)梨の木舎、1992年
『日本軍の捕虜政策』青木書店、2005年
『村井宇野子の朝鮮・清国紀行』(編)梨の木舎、2021年

「2024年 『7人の戦争アーカイブ――あなたが明日を生き抜くために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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