ユング――魂の現実性(リアリティー) (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006003302

感想・レビュー・書評

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  • ユングの生涯と思想を解説している評伝です。

    ユングの考える「魂」、あるいは「アニムス」と「アニマ」といった諸概念を実体的にとらえ、「個性化」を図式化するような理解に対して、著者は異議を申し立てています。林道義の解説書でも実体化に対する批判が述べられていましたが、林が方法論的な観点からユングの思想をとらえなおそうとしているのに対して、本書では弁証法的なダイナミズムを重視する観点から、諸概念の実体化を批判しています。

  • かなり「あぶない」ユングの実態がわかります。
    フロイトも「あぶない」人でしたが、ユングもまた、自らの精神的問題から学ぶことの多かった人なんですね。

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著者プロフィール

河合俊雄(かわい・としお)
1957年生。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。PhD.(チューリッヒ大学)。ユング派分析家。臨床心理士。現在、京都大学こころの未来研究センター教授。専攻は臨床心理学。著書『ユング』『村上春樹の「物語」』『心理臨床の理論』『ユング派心理療法』(編著)『発達障害への心理療法的アプローチ』(編著)『大人の発達障害の見立てと心理療法』(共編著)など。

「2016年 『発達の非定型化と心理療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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