源氏物語と日本人〈〈物語と日本人の心〉コレクションI〉 (岩波現代文庫)

著者 :
制作 : 河合 俊雄 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 35
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006003449

作品紹介・あらすじ

心理療法家・河合隼雄から見た、日本屈指の王朝物語である『源氏物語』とはどんなものであったのか?「これは光源氏の物語ではなく、紫式部の物語だ」と気づいたことから、心理療法家独特の読みが始まる。そこには、どのような日本人の心の世界が描かれているか。古代から続く男と女の関係は、さながらマンダラのように配置される。現代に生きる日本人が、個として生きるための問題を解く鍵を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 2階心理学C : 913.36/KAW : 3410161631

  • 信じられないくらい、興味深い考察。
    一人の人間のなかにある多様性と、生き方に関する考察になっているのだけど、堅い内容ながら、夢中になって読んだ。

  • 古典文学作品へのアプローチとしてこんな方法もあるのだなあ。

    源氏物語を紫式部の精神的曼陀羅として読み解いていく本書には、源氏物語の人物造詣に関してはっとさせられることが多々あった。

    ほんまかいな、とツッコミたくなるところもあるが、むしろそこを切り口に自分の読解を深めていくべきなのだろうと感じた。

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著者プロフィール

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年6月23日 - 2007年7月19日
兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)出身。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。1952年京都大学理学部数学科卒業後、京都大学大学院で心理学を学びつつ、数学の高校教諭を兼業した。
天理大学で助教授時代にユング研究所に滞在し、ユング派分析家の資格を取得。日本における分析心理学の普及と実践に邁進。箱庭療法導入者としても知られる。欧米の心理療法を日本文化に根ざす仕方で導入を試みており、日本論・日本文化論の著作も多い。
主な受賞歴に、1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞、1992年日本心理臨床学会賞受賞、1996年NHK放送文化賞をそれぞれ受賞。1995年紫綬褒章、1998年朝日賞、2000年文化功労者顕彰。
なお2012年に一般財団法人河合隼雄財団が設立されており、そこで本人の名を冠した「河合隼雄物語賞・学芸賞」が設けられている。

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