レヴィナス――移ろいゆくものへの視線 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006003647

作品紹介・あらすじ

戦争と虐殺の世紀を生き延び、さまざまな「無用の苦しみ」を問うことから生じたレヴィナスの哲学。そのテクストに刻み込まれた「時間」「所有」「存在」「他者」とは何を意味するのか。倫理学の第一人者である著者が、難解といわれる二つの主著『全体性と無限』『存在するとはべつのしかたで』のテクストを緻密に読み解く。現代を生き抜く強靭な思考を浮かび上がらせる名著。

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  • 第1部 所有することのかなたへ―レヴィナスにおける“倫理”をめぐって(問題の設定―“身”のおきどころのなさの感覚から;自然の贈与―始原的な世界を“口”であじわうこと;所有と労働―世界に対して“手”で働きかけること;裸形の他者―“肌”の傷つきやすさと脆さについて;歴史の断絶―声ではない声に“耳”を澄ませること)
    第2部 移ろいゆくものへの視線―レヴィナスにおける“時間”をめぐって(はじめに―移ろいゆくものへ;物語の時間/断絶する時間;時間と存在/感受性の次元;主体の綻び/反転する時間;おわりに―“ある”への回帰)

  • 東2法経図・開架 B1/8-1/364/K

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著者プロフィール

東北大学助教授

「1997年 『カント哲学のコンテクスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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