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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784006003739
みんなの感想まとめ
仏教の草創期やブッダの生涯を理解するための貴重な手引きとなる一冊で、特に古代インド社会やその中で生きたブッダの人物像をイメージしやすく描写しています。著者の中村元はラジオ講義を基に、スッタニパータやサ...
感想・レビュー・書評
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2001年刊の本を文庫版にした本。最後に「文庫版によせて」という東方学院長の前田専学さんの解説があり、東方学院の講義の仏教入門にもこの本を使用しているとある。
実際に講義で中村さんが喋っている口語で書いてあるので、ブッダという人物像がイメージしやすい。
岩波のスッタニパータは、私にはわかりにくかったので、要点だけ解説しているこの本はとてもありがたかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中村元さんがラジオでの連続講義をした記録で、一巻ではスッタニパータ、サンユッタニカーヤ、大パリニッバーナ経を取り上げた5回分を収録。
スッタ=縦糸=経、二パータは集成。パーリ語経典は近代に西洋と接触するまで日本ではほとんど知られていなかった。足るを知ること、慈しみの心の大切さが説かれている。
サンユッタニカーヤは漢訳仏典の雑阿含経にほぼ対応する。悪魔がいろんな形でブッダを誘惑する話が出てくる。悪魔をインドではマーラといい、中国は魔という漢字を生み出した。物惜しみせず与えよという教え。ジェータ太子が持っていた園林こジェータ林が祇陀園となり、省略され祇園となった。自分が1番大事、それは他人にとってもそうなのだから他人を害してはならない。
大パリニッバーナ経は漢訳されたことはなかったらしい。ブッダの死とその前後の事件の記録。2本並んだサーラの樹=沙羅双樹。 -
仏典、特に仏教草創の頃を伺うことのできる古い仏典を、何の手引きもなく読むことは難しいので、こうした本はありがたい。仏教のもととなった古代インド社会やそこに生きた人物のイメージが少しだけ持てた気がする。
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ブッダの生涯について、わかりやすい言葉で概観した本。俺のような初心者が、教養として読むには適していた。
読み物としてはいいが、これを思索の友とするには物足りなさを感じるだろう。そのような目的の場合は、本書を入り口として、他書にあたるべき。本書はあくまで初心者向け。
ブッダの生涯もさることながら、巻末の解説を読んで、著者である中村元先生の生涯の方が気になってしまう。その生き方に、感銘を受けた。
「世界の諸文化圏における諸文化的伝統において平行な発展段階を通じて見られる共通の問題の設定」を『選集』の別巻で論じておられるらしく、どんな内容なのか興味をひかれた。 -
原始仏教のエッセンスを紹介する本。
わかりやすい語り口で中村元先生の人柄の伝わってくるような、説法のような文章。他の中村先生著作を知っているからこそこの本のやわらかな魅力がわかる。 -
改めて仏教を学んでみようと思い手に取ったシリーズ。日本の仏教ではあまり触れられることのない原始仏教と言える「スッタニパータ」「サンユッタ・ニカーヤ」「マハーパリニッバーナ経」についての中村元の解説。ラジオでの講義をベースにしたものなので本当にエッセンスに限ったものなのだと思う。
ブッダの説いた直接の言葉に近いであろうものは、般若心経などで感じられるような哲学的なものというよりも現実の世界を生き抜くための知恵というか心構えに近いもののように感じる。足るを知る、とか全ての生きるものが幸福であれ、全ての生きとし生けるものに無料の慈しみの心をもて、と説くスッタニパータの教えは欲望を持たず、希望も知恵を得ようともしない、物の所有もしない、そういった人を聖者とする。そのような想いが、生きるものを妄執から、迷いの生存から解き放つ事ができる。
それはたしかに心の平安をもたらすだろう。しかしそれにこだわると人類の進歩は起こったのだろうか?サンユッタ・ニカーヤの悪魔の誘惑も、それを断ち切るために全ての欲望を捨てたとすれば世界の繁栄というのは起きたのだろうか。
仏教が見つめる個々人の内面と社会に与える影響といった視点で次の間も読み進めたい。 -
第1回 ブッダの生涯―『スッタニパータ』(1)
第2回 ブッダのことば―『スッタニパータ』(2)
第3回 悪魔の誘惑―『サンユッタ・ニカーヤ』(1)
第4回 生きる心がまえ―『サンユッタ・ニカーヤ』(2)
第5回 ブッダ最後の旅―『大パリニッバーナ経』
著者:中村元(1912-1999、松江市、インド哲学)
監修:前田專學(1931-、名古屋市、インド哲学) -
東2法経図・開架 B1/8-1/373/K
中村元の作品
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