確率論と私 (岩波現代文庫 学術390)

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  • 岩波書店 (2018年10月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784006003906

感想・レビュー・書評

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  • 数学者のエッセイを読む人は、やはり数学に関わりのある人たちなのかな。
    確率論で世界的な仕事をされた伊藤先生のエッセイで、確率という分野に進んだ理由や、成し遂げた業績に至る心の動き、多くの人たちとの交流や、講演録などが収められている。
    エッセイなので特段難解なところもなく読み進められるけれど、付録だけは専門知識がいる。
    初めて読んだときに、また読みたくなるだろうなぁと思っていたら、急に手に取りたくなった。
    時代が、専門的なことだけでなく、分野を融合させて考えることの必要性を求めている中、確率論の考えは今まで以上に注目されていくと思う。確率論を、学びたくさせられるという意味でも素敵本。2回目も満足の読書だった。

  • ふむ

  • 図書館で借りた。
    数学者であり、確率解析学の基礎を築いた伊藤清氏のエッセイ集だ。1冊丸々記したものではなく、いろいろな所で書かれた記事を寄せ集めた形式であることは注意しておきたい。
    「物理学者ならこう見るが、数学者の場合は~と見る…」というくだりは、非常に面白い。最近ではYoutube界隈でもよく見る、理系あるある的な話題とも思う。読めば読むほど、確率論、ひいては数学をもっと学びたくなるエッセイとも感じる。
    コルモゴロフに会ったというだけでも驚きだが、ドイツ語で会話したというのも面白い。やはりこのレベルの学者センセイは、英語だけでなくドイツ語も堪能なのね…と感じる。

    隙間に読む本としては、楽しめる「数学読み物」だ。興味があれば是非オススメな1冊。

  • 数式や専門用語もそれなりに用いられていて、専門分野への理解は第三者からすると霧の中のものでしかないが
    時代背景含めた著者の置かれた環境の一端を知り、そして人との繋がりが如何に営まれていたかなど、理系研究者のエッセーに求めるものは十分含まれていて満足できた。

  • 「伊藤の公式」で知られる確率論の大家、伊藤清の著作、講演集。数学の知識が無ければ読み解けない部分もあるにはありますが、そこを飛ばして読んだとしても面白いと思います。
     科学では、基礎と応用という対比がよくなされます。数学で言うと、基礎=純粋数学、応用=工業、経済の数学といったイメージが一般的でしょう。しかし、若き日の伊藤少年の見る目は「宇宙の原理、原則を研究するのが哲学」であり、数学はその哲学の1手段なのだ、という考えでした。したがって、哲学的な数学とは、数学の構造を調べる抽象数学ではなく、物理現象を読み解くツールとしての数学であってそれが確率論における大きな成果を導いた、と読み解けます。いま、確率・統計が世界を読み解く重要なテーマとなっていると感じていますが、違った視点で見ることができました。

  • いわゆる純粋数学と応用数学の違いが非常にわかりやすく説明されていて、これまであいまいに理解していたものが明確になった。

  • 人柄がよくわかる。のんびり読めます。確率論ということではなく、数学との向き合いを書いている気がする。

  • 学生時代に少し触れたことのある確率微分方程式の生みの親の本と聞いて読んだ。本書はあまり数式には触れていない。どういう思考で発案したとかが書かれていて、大変参考になった。

  • 東2法経図・6F開架 B1/8-1/390/K

  • 単行本で既読。

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