文化としての科学 技術 (岩波現代文庫 学術433)

  • 岩波書店 (2021年3月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (204ページ) / ISBN・EAN: 9784006004316

作品紹介・あらすじ

科学/技術は、19-20世紀に大きく変貌した。専門家集団内部での閉鎖的・自己完結的な科学から、外部社会に開かれ、軍事や企業の技術開発の目的のために利用される科学へ。さらに利便性ばかりでなく、将来の安全性も考慮した科学へ。こうした科学のあり方の変遷を論じつつ、望ましい科学研究や科学教育のあり方を提言する。

感想・レビュー・書評

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  • 現代における科学と技術の性格の変化と、それが引き起こしている問題について考察をおこなっている本です。

    世俗的なことがらへの関心を超脱して科学的な真理の探究に邁進するという科学者のイメージは、現代においてもけっしてなくなったわけではありませんが、現実の科学者たちはこうしたイメージから大きく離れたふるまいをすることもめずらしくありません。彼らはしばしば同業者を蹴落とし、研究資金の獲得のために政界や財界に働きかけをおこないます。

    しかし、そうした現実の科学者たちの態度は、科学にたずさわる人間にかんすることであり、科学という営みそのものは真理の追究を唯一の目的としているという見かたが、ひろく受け入れられています。著者は、こうした理解にメスを入れて、現代における科学と技術のありかたが、牧歌的なイメージの科学のありかたをもはや許さなくなっていることを論じています。

  • 東2法経図・6F開架:B1/8-1/431/K

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著者プロフィール

村上 陽一郎(むらかみ・よういちろう):1936年、東京生まれ。東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授。専門は科学思想史・科学哲学。『科学史・科学哲学入門』など著書多数。

「2026年 『科学的発見のパターン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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