万民の法 (岩波現代文庫 学術454)

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  • 岩波書店 (2022年10月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (418ページ) / ISBN・EAN: 9784006004545

作品紹介・あらすじ

二十世紀最大の法哲学者・政治哲学者ジョン・ロールズの最晩年の主著。『正義論』で打ち出した「公正としての正義」の構想を世界規模に広げ、平和と正義に満ちた「万国民衆の社会」はいかにして実現可能かを追究。正義の戦争は正当化できるか、恵まれた社会はどこまで他国を援助できるのか。「公共的理性の観念・再考」を併載。

みんなの感想まとめ

テーマは、平和と正義を実現するための社会の在り方であり、著者はそのための理論的枠組みを探求しています。読者からは、内容を完全に理解することが難しいと感じる一方で、ロールズの多様な視点、特に日本への原爆...

感想・レビュー・書評

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  • 途中までは読んだものの長らく積読にしていたため、「内容がよく理解できなくとも、とにかく読む、読んで積読を解消する」ことを目標として読んだ。そのため内容はしっかりとは理解できておらずあやふやであるが、日本への原爆投下や女性の権利、同性婚などについてのロールズの意見が見られたのは収穫であったと感じる(著者はそれを脇道として書いておりメインの話ではないのだが)。個人的には世界(情勢)を見るための指針を期待して読んだが、どいらかといえばそれ(指針)を築くための前提条件の確認であり、望んだものとは異なっていた。いつの日か内容をしっかり理解して読めることを願う。

  • "可能なるものの限界は現実的なるものによっては与えられないということだ。なぜなら、われわれは政治的・社会的諸制度やその他多くの事柄を、多かれ少なかれ変えることができるからである。それゆえ、われわれは推量と憶測を頼りとして、たとえ現在は無理であっても、より幸運な諸条件に恵まれた未来のいつの日か、思い描かれた社会的世界が実現可能となり、現実に存在することになるかもしれないということを、可能な限り論証しなければならないのである"(pp.18-19)

  • 東2法経図・6F開架:B1/8-1/454/K
    東2法経図・6F指定:B1/8-1/Tamate

  • 【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
     https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/466668

  • 【書誌情報】
    著者:ジョン・ロールズ
    訳者:中山竜一
    定価:1,782円
    通し番号:学術454
    刊行日:2022/10/14
    ISBN:9784006004545
    版型:A6 並製 カバー
    頁数:418ページ

     二十世紀最大の法哲学者・政治哲学者ジョン・ロールズの最晩年の主著。『正議論』で打ち出した「公正な社会」の構想を世界規模に広げ、平和と正義に満ちた「万国民衆の社会」はいかにして実現可能かを追究。正義の戦争は正当化できるか、恵まれた社会はどこまで他国を援助できるのか。「公共的理性の観念・再考」を併載。
    [https://www.iwanami.co.jp/book/b612753.html]

    【目次】
    まえがき

      万民の法
    序説

    第Ⅰ部 理想的理論(その1)
      1 現実主義的ユートピアとしての万民の法
      2 なぜ民衆であって国家ではないのか
      3 二つの原初状態
      4 万民の法の諸原理
      5 民主的平和とその安定性
      6 リベラルな諸国民衆の社会――その公共的理性

    第Ⅱ部 理想的理論(その2)
      7 リベラルではない諸国民衆への寛容
      8 良識ある階層社会民衆への拡張
      9 良識ある諮問階層制
      10 人権
      11 万民の法の手続きにかんするコメント
      12 結論的考察

    第Ⅲ部 非理想的理論
      13 正義の戦争にかんする理論――交戦権
      14 正義の戦争にかんする理論――戦争の遂行方法
      15 重荷に苦しむ社会
      16 各国民衆間の分配的正義について

    第Ⅳ部 結論
      17 公共的理性と万民の法
      18 現在の社会的世界との宥和

    公共的理性の観念・再考
      1 公共的理性の観念
      2 公共的理性の内容
      3 民主制における宗教と公共的理性
      4 公共的政治文化にかんする広い見方
      5 基本構造の一部としての家族について
      6 公共的理性にかんする疑問
      7 結論


    訳者あとがき
    岩波現代文庫版訳者あとがき
    索引

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著者プロフィール

ジョン・ロールズ (John Rawls)
1921-2002年。アメリカの倫理学者。元ハーヴァード大学教授。1950年プリンストン大学にて「倫理の知の諸根拠に関する研究」で博士号取得。コーネル大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)を経て、1962年ハーヴァード大学哲学部教授に就任、哲学科主任を経て、1991年より名誉教授。ほかの著書に『正義論』(改訂版、川本隆史・福間聡・神島裕子訳、紀伊國屋書店、2010年)、『万民の法』(中山竜一訳、岩波書店、2006年)、『公正としての正義 再説』(エリン・ケリー編、田中成明ほか訳、岩波現代文庫、2020年)、『ロールズ政治哲学史講義』(Ⅰ・Ⅱ、サミュエル・フリーマン編、齋藤純一ほか訳、2020年)などがある。

「2022年 『政治的リベラリズム 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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