本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006020187
作品紹介・あらすじ
「資本家=悪」という図式では、実業家はおろか、人間自体も描けはしない。強靱な魂や危機を乗りきる知慧、そうした士魂商才をもって、金融・貿易・化学工業等の分野で台頭してきた人物に光をあて、経済を動かすダイナミズムと経済に動かされる人間の様態を描いた経済小説の嚆矢。表題作のほか五篇に丸山真男氏の批評を併録。
感想・レビュー・書評
-
・実在の人物をモデルにしたノンフィクションかな?と思ったが、普通に小説だった。
・「妖美人」は、[ http://booklog.jp/item/1/464203823X ]を思い出しつつ読んだ。
・「商人の智慧がなかったら、日本国は成り立たんぞ。素直な大和ごころも大和なでしこも、商人の才智、商人の策略がなかったら、とっくの昔に消えてなくなってるんだぞ。ぼくは、鶴田を軽蔑してはおらんよ。しかし、鶴田が僕を軽蔑することも許さんぞ。」(p229「鶴のドン・キホーテ」)詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示