壮年茂吉「つゆじも」~「ともしび」時代 (岩波現代文庫 文芸28)

  • 岩波書店 (2001年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (250ページ) / ISBN・EAN: 9784006020286

感想・レビュー・書評

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  • 北杜夫氏が自身の父、斎藤茂吉氏について書いたもの。
    ともに精神科医であり文士という立ち位置でしたが(長男・斎藤茂太氏も同様)、血は争えないのだろうと思える一冊。
    親の才能を受け継いだ子供、いいですね。

  • 北杜夫による、「齋藤茂吉傳」四部作の第二部。<BR>
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    大正6年から昭和3年にかけて、齋藤茂吉が36歳から47歳にかけての時代に當るらしい。<BR>
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    齋藤茂吉といへば、「赤光」しか知らないやうな私だつたが、リリカルな「赤光」とは異なる茂吉の短歌世界を垣間見たやうな氣がする。<BR>
    ドイツ留學時代など、勤勉な茂吉の姿が、北杜夫の輕妙な文章によつて、生き生きと傳はつて來る。<BR>
    父親のこととは云ひながら、客觀的な、それでゐて暖かい視線が茂吉の姿を等身大で描き出してゐる。<BR>
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    芥川龍之介が自殺した際の、茂吉の日記。<BR>
    「(中略)ネムリグスリヲノミテネムル。ソレデモナカナカネムレズ。芥川ノ顏ガ見エテ仕方ナイ。」<BR>
    友人を亡くした哀しみが傳はつてくる。<BR>
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    2004年1月26日讀了

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著者プロフィール

北 杜夫(きた・もりお):1927(昭和2)年東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て東北大学医学部を卒業。神経科専攻。60年『どくとるマンボウ航海記』がベストセラーとなり、また同年『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)、「茂吉四部作」で大佛次郎賞受賞。純文学からユーモア小説、「どくとるマンボウ」シリーズなどのユーモアエッセイ等で幅広い読者を得る。2011(平成23)年逝去。

「2026年 『父っちゃんは大変人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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