日本の面影―ラフカディオ・ハーンの世界 (岩波現代文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006020583

作品紹介・あらすじ

日本古来のものの美しさに魅かれハーンが来日した明治半ば、日本は近代化の真っ只中。古きものと近代のせめぎあうこの時代、英語教師となったハーンをめぐる悲喜こもごもの人間模様や、『怪談』をまとめる原動力となった夫婦の細やかな情愛を、松江、熊本などを舞台に、味わいある会話で描くテレビドラマ脚本。向田邦子賞受賞。

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  • 山田太一作。小泉八雲を主人公とするTVドラマ脚本本。八雲は何故、古き日本の美に心魅かれたのか?何故、絵画や工芸ではなく怪談なのか?そもそも、怪談とは何であるのか?目を凝らさねば見えない朧なもの。耳を澄まさねば聴こえない微かな物音。近代化の進捗と拝金主義の蔓延で感じなくなってしまったもの。神を畏れ自然を畏れ人を恐れる。神を崇め自然を崇め人を敬う。八雲は舌鋒鋭く我々日本人に問い質す。失ったものは何かと-。つい、熱くなってしまったが、子供からお年寄りまで、怪談が好きでも嫌いでも、充分楽しめる内容である。良作なり。

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