役者 その世界 (岩波現代文庫 文芸 104)

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  • 岩波書店 (2006年6月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (380ページ) / ISBN・EAN: 9784006021047

みんなの感想まとめ

時代の変化によって生まれる矛盾や、現代人の甘えを鋭く描いた作品は、深い考察を促します。昔ながらの価値観が明るみに出ることで、逆に逃げ道がなくなる様子を描写し、読者に思索を促すフレーズが散りばめられてい...

感想・レビュー・書評

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  • 良いとか悪いとかではなく、昔なら辛酸なめつつも慣習の中でナントカなっていたことが、明るみに出て中途半端にマニュアル化されたり、いたずらに規制されたりすることで却って、逃げ道がなくなるようなこともあるのだろう。
    そんなことを思わされる「昔ながら」が詰まったお話。

    時代の変化で生まれた矛盾を突いたり、変化に甘えた現代人の立ち位置を鋭く皮肉ったり。

    永さんの語り口なら聞いてもいい。
    最近の週刊誌風では、イヤだなぁ。
    考えさせられるフレーズが満載の一冊だった。

    「ウマイこと言うよなぁ」と思いはしても、全部を笑い飛ばす気にはなれない。
    いい本だと思う。


    何を大事にして生きるのか、ポリシーのようなものが根底にあるかどうか。
    そしてそれを、好きと思えるかどうか。

    そういうところに分かれ目がある、というのは、今も昔も、芸人でもそうでなくとも変わらないことだ。

    他人様を喜ばせることが「芸」だとすれば、それも芸。
    そうできるのであれば、あれだって芸。
    そういうことなのだろう。

  • 160513 中央図書館
    斜に構えて見るならば、与太のメモ書き。ただ、面白くて染みる。

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著者プロフィール

1933年、東京都に生まれる。早稲田大学文学部中退。中学生の頃からNHKラジオに脚本の投稿を始め、大学在学中から放送の世界にかかわる。以降、テレビやラジオ番組の放送作家、作詞家、語り手、歌手などの幅広い方面で活躍中。TBSラジオ「誰かとどこかで」「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」は共に長寿番組として知られる。作詞家として世に送りだした曲には、「上を向いて歩こう」「黒い花びら」「こんにちは赤ちゃん」などの昭和を代表する名曲が多い。著書にはミリオンセラーの『大往生』(岩波新書)をはじめ、『生き方、六輔の。』(飛鳥新社)、『職人』『芸人』『伝言』(以上、岩波新書)、『あの世の妻へのラブレター』(中公文庫)などがある。

「2012年 『上を向いて歩こう 年をとると面白い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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