こころはナニで出来ている? (岩波現代文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006021344

作品紹介・あらすじ

台湾ですごした幼い日々、父の人差し指をしっかりにぎって野原を散歩。少女は出会った虫や草花に、どんな物語を見つけたのか。新しくやってきた母親のコロコロと笑う声、日本に戻り初めて見た雪、心の「ジタバタ」を書きためた秘密のノート…。詩集「のはらうた」で知られる著者が、詩が生まれる瞬間の情景と、家族の物語を細やかに紡ぐ。

感想・レビュー・書評

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  • 工藤直子の詩は一読ほのぼのしています。しかし何度も読むうちに、地面にしっかと足を広げて立つような力強さを感じます。そしてその向こうには「何故」「どうして」という、あらゆるものへの問いかけや思案する心が見えてきます。
    そんな詩が生まれる瞬間の情景が、幼き日の思い出とともに描かれています。
    まだ充分に言語化できなかった、あの日の想いを詩に託す。言葉にできなくとも心の中で動き回るあれこれ。子どもだって感じ取っているのです。その子どもの想いを代弁するかのような詩だから、子どもたちの共感を得るのでしょう。

  • 素直で非常に良かったです。

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著者プロフィール

台湾生まれ。お茶の水女子大学中国文学科卒業。女性初のコピーライターとして活躍した後、詩人・童話作家に。『てつがくのライオン』(絵・佐野洋子)で日本児童文学者協会新人賞、『ともだちは海のにおい』でサンケイ児童出版文化賞受賞。野原の生き物や自然が躍動する詩集『のはらうた』は、子どもたちに愛され、ロングセラーとなっている。『ねこはしる』『まるごと好きです』など、多くの詩集・絵本・エッセイがある。

「2020年 『混声合唱とピアノのための いのちへのオマージュ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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