阿修羅のごとく (岩波現代文庫 文芸 145 向田邦子シナリオ集 2)
- 岩波書店 (2009年5月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (515ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006021450
感想・レビュー・書評
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映像になって初めてわかるニュアンスもあった。
あまり説明しすぎなくてよいのかも。 -
プロのシナリオも何本か読んだことがあるけど、
今まで読んだ中で、いっとう素晴らしかった。
こんなに豊かなト書きは初めて。
台詞の言葉も自然で、身振り手振りまでしっかり伝わる。
心から達人の凄みを楽しんだ。
物語としては、姉妹というより、
タイプの違う四人の女という感じ。
女同志の微細な感情のねじれ(阿修羅)
タイプが違うけど、それがうまくまとまっている
血縁という無理矢理であり絶大な説得力の傘の中。
余計な私的感情をかくと、
もっと、ふじを見ていたかった。 -
1979年制作のテレビドラマ。父の愛人問題の発覚をきっかけに、未亡人、主婦、独身、同棲中と其々の生活を送る四姉妹が繰り広げる家族劇。キャラクター設定が秀逸。配役は加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュンと豪華。
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こちらは小説も出ているけど、あえてシナリオ集をすすめます。
ト書きでこれだけ情景がわかるのもなかなかすごいと思います。
『あ、うん』とあわせて読んでほしいです。
NHKでもう一回ドラマ化してほしい。 -
ふっとページをめくったらその手が止まらず読了。
やっぱり女って凄いわ。