阿修羅のごとく (岩波現代文庫 文芸 145 向田邦子シナリオ集 2)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (515ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006021450

感想・レビュー・書評

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  • 時代かあ

  • 映像になって初めてわかるニュアンスもあった。
    あまり説明しすぎなくてよいのかも。

  • プロのシナリオも何本か読んだことがあるけど、
    今まで読んだ中で、いっとう素晴らしかった。
    こんなに豊かなト書きは初めて。
    台詞の言葉も自然で、身振り手振りまでしっかり伝わる。
    心から達人の凄みを楽しんだ。

    物語としては、姉妹というより、
    タイプの違う四人の女という感じ。
    女同志の微細な感情のねじれ(阿修羅)
    タイプが違うけど、それがうまくまとまっている
    血縁という無理矢理であり絶大な説得力の傘の中。

    余計な私的感情をかくと、
    もっと、ふじを見ていたかった。

  • 1979年制作のテレビドラマ。父の愛人問題の発覚をきっかけに、未亡人、主婦、独身、同棲中と其々の生活を送る四姉妹が繰り広げる家族劇。キャラクター設定が秀逸。配役は加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュンと豪華。

  • こちらは小説も出ているけど、あえてシナリオ集をすすめます。
    ト書きでこれだけ情景がわかるのもなかなかすごいと思います。
    『あ、うん』とあわせて読んでほしいです。

    NHKでもう一回ドラマ化してほしい。

  • ふっとページをめくったらその手が止まらず読了。
    やっぱり女って凄いわ。

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著者プロフィール

向田邦子(むこうだ・くにこ)
1929年、東京生まれ。脚本家、エッセイスト、小説家。実践女子専門学校国語科卒業後、記者を経て脚本の世界へ。代表作に「七人の孫」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」。1980年、「花の名前」などで第83回直木賞受賞。おもな著書に『父の詫び状』『思い出トランプ』『あ・うん』。1981年、飛行機事故で急逝。

「2021年 『向田邦子シナリオ集 昭和の人間ドラマ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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