推定有罪 (岩波現代文庫 文芸161)

  • 岩波書店 (2010年3月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (540ページ) / ISBN・EAN: 9784006021610

みんなの感想まとめ

人間の意志や力を超えた運命の成り行きが描かれ、冤罪の複雑な構造と自白の関係が深く掘り下げられています。物語は、1審で有罪判決を受けた殺人事件を巡り、控訴審を担当する弁護人の視点から進行し、彼の無罪を信...

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    労働者の街(横浜)で起きた殺人事件。
    やむなき偽りの自白で有罪とされた男の弁護を控訴審から引き受けた若き弁護士が、無実を信じて執念の闘いに挑む。
    審理を急いで真実の発見を怠る裁判官に、冤罪を訴える被告人と弁護人らの無償の努力は通じたのか。
    実在の事件をノンフィクション・ノベルとして丹念に描き、裁判員制度の下ではどう裁かれるのかを読者に問いかける。
    直木賞作家が渾身の筆で描く異色作。

    [ 目次 ]
    奇妙な事件
    協力者
    目撃者探し
    控訴趣意書
    光明
    公判と傍聴人
    私選弁護団
    再考
    被告人質問
    祈りの日々
    波乱
    良心の貌
    廷の涙
    調書の謎
    ふたたびの波
    尋問の壁
    取調官の貌
    忌避
    最終弁論
    明暗
    淵から

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 冤罪の構造と自白との関連性についての実際を、小説の形であるから、わかりやすく理解する事ができる。小説として読む場合、ドラマ性や結末のパンチ力に欠けるのだが、冤罪について学ぼうとする場合の教材としてはかなり役に立つ。

  • 1審で有罪になった殺人事件について,控訴審から担当した弁護人の視点で書かれた本。弁護人が,無罪を確信していろいろ頑張って目撃証人とか探して連れてきたり,法廷外でも活動したり,いろいろするけれども,法廷で証言をひっくり返されたり,請求を却下されたり,すげない扱いをされたり…。
    「裁判員裁判だったらどうか?」というテーマ設定が本の帯などにされていたけれど,裁判員裁判で行われたら結論が違ったのかは疑問。裁判官もいろいろだし,裁判員の構成もいろいろ。

  • 水とシャンパン?

  • 2010.04.11 朝日新聞に紹介されました。

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著者プロフィール

笹倉 明(ささくら・あきら)
作家・テーラワーダ僧
1948 年兵庫県生まれ。早稲田大学文学部卒。八九年『遠い国からの殺人者』で第百一回直木賞を受賞。以降、小説、随筆、ノンフィクション等、幅ひろい分野にさまざまな作品がある。
2006 年タイへ移住、首都バンコクに居を定めて十年後の2016 年チェンマイの古寺にて出家し、テーラワーダ仏教の修行僧(法名・アマロー)として現在に至る。
僧生活をつづった作品に、『出家への道 苦の果てに出逢ったタイ仏教』『ブッダのお弟子さん にっぽん哀楽遊行』『ブッダの海にて三千日』、近作に『老作家僧のチェンマイ托鉢百景』『老修行僧のにんげん界百夜』『老乞食僧の命を繋いで百想』(老僧シリーズ三部作〈論創社〉)等がある。本作品は2019年~25 年の長期にわたる執筆で、所属寺院の移籍など僧院暮らしにも変遷がある。

「2026年 『太平洋戦争両成敗論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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