湿原(下) (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006021672

作品紹介・あらすじ

第一審で死刑と無期懲役の判決を受けた二人にとって、冤罪の汚名を雪ぐことは決して容易ではない。しかし青年弁護士阿久津は献身的な弁護活動で、二人のアリバイを立証しようとする。厚夫は、未決の死刑囚として拘置所で日々を過ごす。人生の長き時を閉ざされた監獄の中で過ごした意味とは何だったのか。厚夫は我が罪を問い続ける。そして二審判決は-。人間にとって魂の救済と愛の意味を問い続ける感動の長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 組織の非情さ、国家の犯罪の極みである冤罪の重さに身の震える思いを感じる。一方で、無実の罪を負わされた男の精神的成熟、過去の罪への懺悔、生への賛歌。はらはらする緊迫感。氷が溶ける時の湿原にみる原始的な雄大なる生命力。良かった。2016.9.9

  • ロシア文学の影響か、とにかく長い。
    ロシア文学と異なる点は、面白くも何ともないこと。

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著者プロフィール

加賀 乙彦(かが おとひこ)
1929年、東京都生まれ。東京大学医学部卒業後、精神科医として勤務のかたわら、小説の執筆を始める。『フランドルの冬』で芸術選奨文部大臣新人賞、『帰らざる夏』で谷崎潤一郎賞、『宣告』で日本文学大賞、『湿原』で大佛次郎賞、自伝的小説『永遠の都』で芸術選奨文部大臣賞、自伝的大河小説『雲の都』で毎日出版文化賞特別賞を受賞している。その他の著書に、『錨のない船』『不幸な国の幸福論』など多数ある。
近年は、殉教者を描く歴史小説『ザビエルとその弟子』、ペトロ岐部の生涯を描いた『殉教者』などを発表。

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