日本の音を聴く 文庫オリジナル版 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006021771

作品紹介・あらすじ

日本各地の遺跡から出土した石笛や琴、『枕草子』や『源氏物語』、芭蕉の句などに表現された日本の音に作曲家ならではの分析が展開される。さらに民俗芸能・社寺芸能の綿密な調査に基づいて作曲された氏独自の合唱作品『シアター・ピース』が産みだされる過程が克明に述べられる。本書は作曲に向けてのフィールドワークの記録であり、自己解説の書である。

感想・レビュー・書評

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  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784006021771

  • 日本の作曲家の系列の中で重鎮に位置する柴田南雄さんのエッセイ集。これを読むと、「日本的な音宇宙」について彼がよく考え、調べていたことがわかる。
    最後の「いま、何のために音楽するのか」は、彼の「シアター・ピース」という声楽作品群に関する詳細なノートになっている。この本を読み始める前にシアター・ピース最初の4作品が収められたCDを買い、聴いてみた。日本の民謡等を素材として組み合わせ、強いて「現代音楽」にとらわれることなく、自然な発露としての音楽生成の場を求めた作品だと思う。
    邦楽器を使う場合の調律の問題についても書かれているが、ピアノなどの西洋楽器と組み合わせるならやはり平均律はやむを得ない。すると日本古典からは離れてしまうだろう。もどかしいところだ。

  • 前半は楽しく読んだ。
    後半「いま、何のために音楽するのか」は著者の創作ノート。それゆえに音楽そのものを聴いたことがないものには苦痛を感じる。

  • オノマトペ

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著者プロフィール

1916年東京生まれ。
幼時より母からピアノを習い、成城高校進学後、鈴木二三雄にチェロを学ぶとともに高校の文芸誌に音楽批評を寄せる。東京大学理学部植物学科、同文学部美術学科卒業。諸井三郎に対位法と作曲を、齋藤秀雄に指揮を学ぶ。
1946年入野義朗らと新声会を結成し主宰。1949年第1回毎日音楽賞。1957年吉田秀和、黛敏郎、諸井誠らと20世紀音楽研究所を結成。1972年一柳慧、武満徹、高橋悠治らと「トランソニック」結成。1973年「コンソート・オブ・オーケストラ」で第22回尾高賞。同年「追分節考」を作曲し、以後多くのシアターピース作品を発表。1982年第13回サントリー音楽賞、紫綬褒章。1988年勲四等旭日小綬章。1992年交響曲「ゆく河の流れは絶えずして」ニューヨーク公演。同年、作曲と文筆の両活動により文化功労者に選ばれる。
齋藤秀雄、井口基成らの「子供のための音楽教室」(後の桐朋学園音楽科)開設に参加したほか、お茶の水女子大学、東京藝術大学、放送大学などで作曲・音楽理論を講じ、後進を育てる。
作曲においては洋の東西を問わぬ宇宙的な視野に立った音楽世界を提示。放送、新聞、出版を通じて洞察と知的刺激にあふれた旺盛な評論活動を展開。
1996年2月2日永眠。享年79。

「2016年 『柴田南雄 音楽会の手帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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