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Amazon.co.jp ・本 (350ページ) / ISBN・EAN: 9784006021832
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
独特の感覚を呼び起こす表現とストーリーが特徴的な作品で、読む者を惹きつける魅力があります。鼻の奥を刺すようなぞわっとした描写や、汚れた人間の側面を巧みに描くことで、深い感情を引き出します。汚い部分を見...
感想・レビュー・書評
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鼻の奥底を針で刺し、
皮膚の裏側を撫でまわすような、
ぞわっとする表現、あるいはストーリーが好きな人は嵌るでしょうし、
小説を読むことでそういう感覚を得ることを嫌がる人は嫌うでしょう。
汚い物、そして人の汚い部分が上手いこと描かれていますが、
かといって、これ見よがしにかざしもせず、
様々な誘惑と一緒にまぜこぜになって流れていく話の作りが、
個人的には大好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2011-2-23
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ノーベル賞作家は面白い。
短篇集なので、
莫言を読んだ事ない方にはオススメ。
「牛」は短篇ながら莫言ワールドが集約された名著 -
牛は全編、牛のキンタマの話。
壮大なスケールで時代を戯画する。自分の出自に対する愛と、それゆえの皮肉と批判。クリストツァのアンダーグラウンドみたいです。 -
莫言作品の中では、暴力的な描写が比較的多く、赤い高粱に似た味わいがある。
牛はやや寓話的、教訓的な話。築路は群像劇でこちらの方が面白い。生と性、そして死が強烈なコントラストで描かれる。その中にも不思議なユーモアがあるのが、莫言の真骨頂と言えるだろう。傑作の一つだと思う。 -
あまりに生々しく、強烈な印象を残す。
赤い高粱の映画も、忘れられない映画。読後、心にトゲが刺さったかのような感覚になる。文体の美しさ、表現力の素晴らしさというより、未知の世界を垣間見た、見てしまった、でも、見たくなかったという感じ。 -
莫言と言う作家は知っていたが読んだことはなかった。
ノーベル賞受賞したので読んでみた。
文革を背景に貧困にあえぐ農民を描いているが、表現が日本人の感性にそぐわないように思った。
生々しすぎるのだ。美しくないのだ。
中国に詳しくない読者には特に理解しがたい思う。
ハルキファンではないが、村上春樹が落ちて莫言が文学賞受賞したのはどうなのか?疑問におもった。 -
文革時代の中国の農村を舞台にした作品2編。個人的には、「肉」に対する願望が浮かんでくるような気がした。
ノーベル文学賞作家が書いた作品だから上品な内容かと思っていたが、それは違った。 -
著者莫言氏のことは知りませんでしたし、小説も初めて読みました。強烈な印象を受けました。他の作品も読みたいと思います。
ただ・・・・。
136pに「「ぼくは同じこと送り返す」とありますが、文脈から言うと「ぼくは同じことを繰り返す」だと思います。これって、ミス変換ですよね。その他にも助詞が抜けていたり・・・・・。
訳者が悪いのか、出版社が悪いのか・・・・・。 -
文革期の農村で三頭の牛を去勢したことからはじまる騒動を描いた『牛』。道路工事に使役させられている男たちの群像劇『築路』。どちらも読みやすく魅力的な作品。
『築路』は途中から時間と場所の区切りがあやふやになっていき、文章の間を一行あけるだけで過去と現在が入り乱れちょっと気を抜くと現在地を見失う。ただ、これが読みにくいかというと全く逆で、その人物の歴史が一気に頭に流れ込んでくるような感覚で下手に説明を入れられるよりも読みやすい。
〈老劉がこの世の最後となる日〉というところとか『百年の孤独』の書きだしみたいでかっこよかった。 -
「築路」は、下放されて、荒野で道路工事作業をしている男たちが、寄る辺なさのふとした瞬間から次々と破滅へと突き進んで行く様子が過去と現在を行き来しながら語られて鮮烈だ。汗や恐怖や狂気のにおいが立ち上るような濃密さ。中編だが力強い作品。困憊。
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