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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784006022136
みんなの感想まとめ
炭鉱の厳しい現実とその周辺の文化を描いた作品で、著者の山本作兵衛は自らの経験を基に、墨絵と解説文を通じて炭鉱の生活や祭り、さらにはキツネの話など多彩なテーマを取り上げています。彼の描写は、労働の厳しさ...
感想・レビュー・書評
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2011年にユネスコ「世界記憶遺産」に登録された山本作兵衛の炭鉱記録画集を文庫にしたもの。上半分が墨絵、下半分が絵画中の解説文の翻刻で構成されていて、類書よりも解説文を読ませることに主眼が置かれている。炭鉱のなかだけではなく、娯楽(バクチなど)、祭り、住居、米騒動など、炭鉱の外の話題も豊富。キツネに憑かれたり化かされたりする話が複数描かれているのも興味深い。
作兵衛の自筆年譜によると、「文章で書くのが手っとり早いが、年数がたつと読みもせず掃除のときに捨てられるかも知れず、絵であれば一寸見ただけで判るので絵に描いておくことにした」とのこと。照れ隠しで言ってる面もあるのかもだが、こんな心配ゆえに貴重な文化財が遺されたのだから、世の中分からないものだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界記憶遺産に山本作兵衛の炭鉱画が2011年にユネスコの世界記憶遺産に登録されました。この本は1998年に、炭鉱画227点を収め、解説文を活字に起こした文画集を文庫化したものです。明治後期から昭和30年代までの炭鉱の仕事、生活が描かれています。
厳しい労働の現場が描かれる一方、祭りやキツネの祟りまで描かれていてとても面白いです。
特に1章を裂いて米騒動が描かれているのがユニーク。また、戦争中のことはあまりにも悲惨で画けないと書かれているのが印象的です。
これは田川に行って現物を見なくちゃね。 -
女性の多さに驚いた。
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ところどころに挿入されるエロい小唄がいい感じ。
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貴重な資料・・・・・。
その時代に生きた炭鉱夫たちの日常が垣間見える。
もっとも底辺に生きた人たち。
時代に翻弄され、それでも力強く生きた人たち。
燃料としての石炭。
時代はいつも多くの人の犠牲の上で、エネルギー問題を解決しているのだなぁと思う。
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