小津安二郎周游(下) (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022167

作品紹介・あらすじ

事前検閲という形で、映画も国家統制された時代に小津はどう向き合ったのか。敗戦による社会の激変は、彼の作品をいかに変えることになったか。下巻では戦中から戦後への社会の変転の中で、『晩春』『麦秋』『東京物語』などの名作群が誕生していく過程を、斬新な視角から捉えている。代表作の解説だけに留まることなく、巨匠の実像を時代とともに精緻に描きぬいた渾身の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • あとがきにもあるように「周游」という言葉が意味しているように、決して小津安二郎映画の系譜でも紹介でもない。
    監督の周辺であり、周辺を知ることで(些細なことでも)より一層真実に迫ろうというもの。
    小津安二郎とは・・・で読むとすかされる。

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著者プロフィール

1946年、北海道に生まれる。慶應義塾大学文学研究科修士課程修了(国文学専攻)。映画・文化史家。著書『小津安二郎のほうへ——モダニズム映画史論』(みすず書房 2002)『小津安二郎周游』(文藝春秋 2003/岩波現代文庫 2013)『小津安二郎と戦争』(みすず書房 2005)『ふるほん行脚』(みすず書房 2008)『本読みの獣道』(みすず書房 2013)、編著『小津安二郎・全発言 1933-1945』(泰流社 1987)『小津安二郎戦後語録集成 昭和21(1946)年—昭和38(1963)年』(フィルムアート社 1989)『全日記 小津安二郎』(フィルムアート社 1993)『小津安二郎「東京物語」ほか』(みすず書房 2001)ほか。2011年12月死去。

「2020年 『小津安二郎「東京物語」ほか【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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