笑いのこころ ユーモアのセンス (岩波現代文庫 文芸 220)

  • 岩波書店 (2013年4月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (300ページ) / ISBN・EAN: 9784006022204

みんなの感想まとめ

笑いの構造を体系的に捉え、さまざまなジョークやユーモアを紹介する本書は、実務家による実践的な視点が光ります。漫才や落語の執筆経験を持つ著者は、笑いの多様性を細かく分類し、それぞれの面白さを解説。読者は...

感想・レビュー・書評

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  • 漫才台本や落語の執筆を行う「笑い」のスペシャリストであり実務家が記す笑いに関する本。

    実務家にありがちな乱雑に筆者の経験が書いてあるにではなく、とても体系的に笑いの構造を捉えつつ、古今東西の様々なジョークやユーモア、ナンセンスをこれでもかと紹介しているので(おおよそ半分は事例)とても楽しく読める。

    よく学者が書いたお笑い論は皮肉にも小難しいばかりでそれを読んで笑う事はないが、本書は読み進める中で笑えるし、学びにもなる良書。

    ジョーク集としても気に入るものは多くあるが、特に感銘を受けたのが

    ・フランクル達が絶滅収容所でもユーモアを失わなかった理由「ユーモアへの意志、物事をなんとか茶化そうとする試みは、いわばまやかしだ。だとしてもそれは生きるためのまやかしだ」

    ・常識や固定概念の枠組みから逸脱するのがユーモアであり、ユーモアを感じたり表現したりするセンスがユーモア感覚である。常識の束縛から脱出して精神の自由を回復するのがユーモアである。

  • 世の中に溢れる様々な種類の「笑い」を細かく分類し、「笑い」それぞれのカテゴリーについて解説していく本。ギャグ漫画と漫才の面白さは全く違うものとはわかっていても、それぞれの「なにがどう可笑しいのか」については言葉で説明できずにいたので、本書を読んでいろいろと腑に落ちた。

  • ユーモアに本当も嘘もない。ユーモアはユーモアである。しかし、これがユーモアだと、だれもが納得するようにその成分を取り出して見せることはできない(本書より)

    あとがきにおいて「本書の立場は実用になるユーモア論」とある。といってもユーモアのハウトゥー本というわけではない。個人的には、自分の頭が如何に凝り固まっているかを思い知らされた。

  • おもったより、おもしろかった。

  • 笑いの解説書といったところ。学術書ではないので読みやすく、また分かりやすかった。
    結局笑いは心のバランスを保つものというのに納得。

  • 著者も言われていますが、学問的な解説本でないので読みやすかった。
    色々と「笑い」について、総復習したような気分になりました。
    ユーモアを解する心が必要というところは、まだまだ笑いが世間に認知されていないことに嘆く著者があるような気もしました。

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著者プロフィール

1931年神戸市生まれ。
1955年神戸大学法学部卒業。
以来テレビ・ラジオの演芸番組などの作・構成に当たる。
1977年「小倉百人一首」の成立に関して新説を唱える。
1988年、兵庫県文化賞受賞。
現在、園田学園女子大学短期大学部講師。関西演芸作家協会顧問。

「1985年 『マガリ君事件が五つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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