ちいさな言葉 (岩波現代文庫)

著者 : 俵万智
  • 岩波書店 (2013年5月17日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022211

作品紹介・あらすじ

幼い子どもが一つひとつ言葉を覚え、使うようになる道のり-それは徴笑ましいだけでなく、日本語の不思議や面白さを照らしだしてもくれる。『サラダ記念日』で広く知られる歌人は、シングルマザーとして、いとしい息子の興味深い表現や発想を受けとめながら、言葉のキャッチボールを堪能中。その至福の時間を、柔らかな感性と思考でつづる。あらたに「木馬の時間」三十六篇を増補した。

ちいさな言葉 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 前半の単行本部分では息子さんの可愛さが際立つ。
    そしてその言葉から溢れるセンス。
    大人の口からはもう出てこない感性のきらめきが素晴らしい。
    息子さんが小学生になると、ぐっと大人な印象で言葉遊び的魅力は減るものの、母から子への愛をひしひしと感じられます。
    子を見守れる嬉しさに溢れた、暖かでほっこりする内容。

  • 俵万智さんが息子との日々を綴ったエッセイ。上質なエッセイという感じで子育ての楽しみが詰まっている。子育てに右往左往している人には、ヘタな育児書とか子育てマニュアルを読むよりこの本をおすすめしたい。
    先日、鷲田清一さんが新聞でこんな言葉を紹介していた。畠山直哉さんという写真家さんの言葉で「いっそ『記録』は過去ではなく、未来に属していると考えたらどうだろう。」というもの。こういう子育ての記録も、思い出として振り返ったり懐かしんだりする未来のためにあるんだと思った。

  • 著者が子育てで体験した、感じた息子のことばや表現に関するエッセイ。さすが言葉、短歌の専門家である。ちいさな息子さんの発するはじめての言葉、その時その時期しかでてこないであろう表現等をすくい上げ、集め、親として大人の感覚としてそれをどう感じたかを我々に伝える。私たちも子育ての中で子どもたちが発した表現や言い回しをその場では面白いと感じ、また感動もしたろうが、記憶することも記録することもせずその場で終わってしまった。この本を読むとその忘れてしまった「あのころ」を思い出させてくれる。人とはこれほどまで、自分の考えや思いを言葉を駆使して表現したいものかと感動さえ覚える。
    また著者の息子であることで「ことば」の大切さ、微妙な表現力を自然に身につけていっているのだろう。息子さんは成長していく中で子どもらしい不思議な表現は減っていくのかもしれないが、母に導かれ、どのような表現力を身につけていくのか楽しみだ。

  • なんて愛おしい記録なんだろう。
    この本をたくみんが手に取って味わう日を思い浮かべて、母親の愛情というものの深さを感じました。

    特にじゃいあんのくだりがだいすきです。
    わたしもこどもがほしいなあ。

  • とってもかわいい文章。
    子供を育てたことのあるヒトなら、誰しも「あるある」「そうや、そうや」とつい微笑んだり、ほくそ笑んだりしてしまう。
    ただ・・・・・。
    なんで、俵万智さんはシングルなんやろう・・・。

  • 子供に寄り添った視線が其処にある.決して子供の目線でもなく,かといって親としての大人の目線でもなく,僕には此の目線が習得できない.拝読すれば,時に笑いが込み上げ時に涙が出そうになる.素晴らしい生き様.

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