現代語訳 蜻蛉日記 (岩波現代文庫)

制作 : 室生 犀星 
  • 岩波書店 (2013年8月21日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022259

作品紹介・あらすじ

『蜻蛉日記』は、大政治家の藤原兼家の妻として、波瀾に富んだ生涯を送った道綱母が、その半生を書き綴った王朝女流文学の代表作。結婚生活の苦しみ、夫兼家とその愛人たちへの愛憎の情念が、流麗にして写実的な筆致で描かれる。作品中の和歌は、一段の精彩を放っている。韻文と散文が互いに交響することで、物語に独特の陰翳を与えている。室生犀星の味わい深い現代語訳により、日本古典文学の豊穣な世界に、現代の読者を誘う。

現代語訳 蜻蛉日記 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 道綱母は女性性そのものなのではないか。受け身で自分勝手な一方で、感受性が豊かで他人に対する思い遣りや同情心が強い。息子への愛情は特別に深い。およそ一般的に女性性と言われるものが、見事にそのまま具現化したようで驚いてしまった。この人の女性としてのあり方に非常に高い普遍性を感じる。
    生活の不安や仕事の煩わしさのない貴族という身分では、人間本性が現れやすいのだろうか。そう考えると平安文学にますます興味が湧いてくる。

  • 和歌の応酬オシャレなメッセージ

    道綱母はクソ
    兼家もクソ
    道綱は純情しょっぱい

  • いまさらかもしれませんが、とてもおもしろかった。
    現代なら「めんどくせぇ」女・・・という感じもする。
    もてあまし気味の兼家もおもしろい。
    すねて可愛げのある女性でもある。
    息子が父と母の間を取り持って右往左往する姿も面白い。
    道綱母が予期したとおり、千年後の今、「門地の高い人の暮らしがどんなだか」よくわかりました。

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