現代語訳 古事記 (岩波現代文庫)

制作 : 蓮田 善明 
  • 岩波書店 (2013年9月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022266

作品紹介

『古事記』は、人間味ゆたかな神々によって、日本国の成立していく生命力あふれる過程を描いた最も雄大な叙事詩であり、古代の神々の葛藤、闘争、恋愛の劇的な起伏を伝える物語でもある。口誦と歌謡の韻文を踏まえた豊かな文芸性に富んだ日本最古の文学書。本書は、詩人、国文学者、蓮田善明三十一歳の作品。早熟の天才の筆には微塵のためらいもなく、詩人の情熱と国文学者の精確さを兼ね備えた独自の格調高い現代語訳で、日本神話を味わう。

現代語訳 古事記 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 一度読んでおきたいと思っていたところ、ちょうど良い感じの現代語訳があったので購入。書店でざっくりと見比べたところ、他書の訳よりも自然で説明口調になっていない感じがしたのでこれにした。歌の訳が特にこなれていてよかったと思う。
    昔の人々は理解を超えた現実を「神」と考えることで自然と受け入れていたんだなあと実感。切腹などの武士道精神に通じるものがすでに見られるのは意外だった。後半の歌の多さも印象的。日本人の精神性の原型を垣間見ることができたような気がする。

  • 一神教ではなく,様々なものに神が宿る八百万の神の文化は,日本らしい考え方であると思う.ギリシア神話も古代人達の豊かな想像力に感心するも,日本古来の伝説,神話を形作った日本古代人達も決して引けを取らない.人間臭い愉快な神様達を祖とする日本もまた楽しからずや.それにしてもこの内容を暗唱していた稗田阿礼は化け物ですな.

  • 昨今の『古事記』ブームとは無関係のところに蓮田は位置する。それ故に私には尊く感じられる。『古事記』の現代語訳は本書が白眉であると思う。この訳文からは蓮田の為人、魂が感じられる。

  • 昭和20年8月19日、敗戦を陸軍中尉として迎えての4日後、マレー半島の連隊本部玄関前で中条豊馬陸軍大佐を射殺。数分後に同じピストルをこめかみに当てて自決を遂げた。
    ・・・とある。
    むしろ、この訳者に大いに関心がある。

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