現代語訳 徒然草 (岩波現代文庫 文芸231)

  • 岩波書店 (2013年11月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784006022310

みんなの感想まとめ

日常の中での人間の思いや自然の摂理を鋭く観察した作品は、現代語訳によってより親しみやすくなっています。一般的な解釈を経て現代語訳を手にした読者は、その流れにしっくりと感じ、思考の深さを再確認した様子が...

感想・レビュー・書評

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  • 先日一般的な(?)解釈を読んで把握した流れでこの現代語訳、よかった、なんかこっちの方がしっくり来た。
    思い浮かんだものをただただつらつら書くことにした理由、何を言いたかったのか。
    227冊目読了。

  • 有名なのに読んでいなかったので現代語訳で読みました。
    読みやすい訳でしたが、ストレートに響いてくるものはあまりなかったような気がします。


  • 開始:2023/1/23
    終了:2023/1/26

    感想
    鋭い眼を持った冷めた観察者。俗世の思いを捨て切ることはできない。それでも自然は、運命は巡り続ける。どれだけ嫌気が差しても生活は続いていく。

  • 世の中は無常だ、だからこそ面白いんだ。
    仏教観、人生観、自然や人への情緒など、あらゆるものに目を向けられた兼好法師の随筆集。
    嵐山光三郎さんが現代訳、更に内容をより分かりやするするために『影の声』をつけた。


    学校で習ったのは『無常観をうたった随筆だ』と教わっていましたが、実際読んでみると全然違うのがわかります。
    元々は親王が良い政治をするようにと、『帝王学』として書かれていたものだそうです。

    書いている途中に親王が亡くなり、内容は世の中の多くの人を対象にしたものへと変わっていきます。
    なので、最初の方は政治学や教訓が多いです。

    この現代語訳は徒然草の中からいくつかの段をピックアップしたものですが、どこから読んでも兼好法師の思いが伝わってきます。
    私は『今の一瞬を生きる』『自分の心の置き方ひとつで、何にでも情緒がわく』と言うところが、胸に響きました。

    ちなみに『影の声』は訳註のことで、嵐山さんが兼好法師に語らせています。

  • 「かげの声」がおもしろい。これから原文を読もうとしている者にとって、それは良かったのか悪かったのか。だがその「かげの声」が兼好を身近な人にしてくれた。

  • 名誉やお金もうけに気をとられて、静かに暮らす余裕もなく、一生をあくせく過ごす人は馬鹿ですよ。
    財産が多ければ自分の身を守るのが大変で、災いのもとになる。財産を残してそれが北斗星に届くほど多くなっても、後に残された子は金の処分に負われて、財産なんて厄介なものになる。

  • 意訳が過ぎて合わない。あくまでこの人との読み方として参考にすべき。岩波原文のほうが硬くてよいし注釈もしっかりしている。飛ばされているところもあり癪。勝手に、兼好を自意識過剰気味に仕立てるのも不快。ところどころいい訳の段もある。

  • 原文を読みたいと思いつつもなかなか億劫で手を出せなかったので、思い切って現代語訳を読むことに。兼好法師に親しみがわいた。こんなおっさんだったのか!笑 世の中をちょっと斜めに見ているおっさん。その視点は鋭い。くすっと笑えるところもあれば、図星でぐぅと詰まるところもあり。かなり易しく訳しているので、時折眠たくなったが、それでも楽しみながら読めたし、古典原文への抵抗感も減った。色々な人の現代語訳を読みたいし、いずれは原文もきちんと読みたい。その前に古典は復習しなきゃ単語や文法がわからん^_^;この現代語訳を鵜呑みにしてはいけないと思うが、大意をつかんだり、とりあえず内容を知りたいという人には読みやすくて良いと思う。

  • わかりやすくて楽しく読ませていただきました。
    そんなことが書かれていたんだなぁ・・・・といまさらながら思いました。
    外国の翻訳ものは現代語で読むのですから、日本の古典はほとんど現代人にはわからないのですから、このような現代語訳はもっともっと積極的に出してほしいものです。
    研究するのではなくて、単純に何が書かれているのか知りたいだけなのですから・・・・。

  • より身近に感じられるよう意訳に過ぎる所もあるが,兼好法師の言わんとした裏の意を,かげの声,として記載していたり,読了後に徒然草の世界観が現代と全く違和感なく填っている不可思議な感覚を覚える.話題も多岐に渡っており,面白い.

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著者プロフィール

嵐山光三郎(あらしやま・こうざぶろう):1942年、静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。他に『文人悪食』『追悼の達人』『「下り坂」繁盛記』『不良定年』『ごはん通』『「世間」心得帖』『年をとったら驚いた!』『枯れてたまるか !』『超訳 芭蕉百句』など著書多数。

「2024年 『老人は荒野をめざす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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