アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫)

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レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022334

作品紹介・あらすじ

「手のひらを太陽に」の作詞者でもある戦中派の作者が、自身の風変わりなホップ・ステップ人生を語る。銀座モダンボーイの修業時代、焼け跡からの出発、長かった無名時代、そしてついに登場するアンパンマン-。手塚治虫、永六輔、いずみたく、宮城まり子ら多彩な人びととの交流を横糸に、味わい深い人生模様が織り上げられていく。

感想・レビュー・書評

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  • 先日読んだ「ぼくは戦争は大きらい」は戦争中の事を書いていたが、この本はやなせさんの人生(戦争中の事は少なめ)を書いている。
    やなせさんの人生とは実に面白い。ご本人は漫画家で漫画家として食べていきたいのに、何故か一風変わった人が集まってきて、やれミュージカルの舞台装置を担当してくれだの、やれ映画の評論を書いてくれだの、リサイタルの構成やら詩集の出版やら、とにかく色々な話しが舞い込んできて、それを全部引き受けちゃう。なんで本職でもないのにそんな話が来るのかな~と不思議に思っていたようだが、人を呼び寄せるのもやはり人柄なんじゃないかな。
    飄々とした文章、たまに毒も吐き、でも全体的になんだか温かい。まさにアンパンマンもそんな感じ。「なんのために生まれて、なんのために生きるのか」人生も半ばが近づいた今更だけど、私もちょっと考えてみたくなった。

  • 色んな人物や企業との繋がりだったりはとても興味深かった。 個人的には読み物としてあまり「おもしろい」という感じではなかったかな。

  • なんとなーーく手に取って、パラパラめくってみると 読みやすくスッと入ってくる文体。やなせさんにもアンパンマンにも 特別に思い入れがあるわけじゃないのだけど、大変興味深く読むことができました。

    わたしが子どもの頃(平成初頭)にはもう アンパンマンは こどもの正義のヒーローとして確率されていたような記憶だけど、まだまだ軌道に乗ってきたところだったなんて!そんな事実や、やなせさんの生涯のおしごとや、おしごとにまつわるたくさんの方々とのエピソード、そしてご自身と奥様の病気のことなど、どのエピソードも読んでいてとても胸が熱くなりました。
    とても とても、よい本。

  • やなせ氏の人生を起承転結の4部構成にして書かれた本。
    こっちの本は幼年期や戦争体験は少なめで
    仕事を始めてからのエピソードが中心。
    本当に多くの関係者が登場して、やり取りの内容や台詞まで記されてる
    のもあって、なぜこれほど詳細に記憶できてるのか?が非常に気になる。
    山梨シルクセンターでの初出版と、手塚治虫と千夜一夜物語に
    関わっていた時のエピソードが特に印象に残った。
    ボールを跳ね返し続けると道は開ける。

  • アンパンマンの原点がわかる本。

  • やなせ先生の自叙伝。
    といっても偉人の伝記にありがち(?)な重々しい感じはなく、人生を一つの4コマ漫画に見立てて語るという構成に、やなせ先生らしさが表れている気がします*

    印象的だったのは、奥様とのエピソード。
    先生の著書は他にも何冊か読んだけれど、奥様との思い出をこれだけ丁寧に書いた作品はなかったので、心にじんわり沁みるものがありました。
    お二人の夫婦愛がとても素敵でしたv(´ω`〃)

    未来のことは解らないけれど、きっとこれからもアンパンマンは子どもも大人も魅了する正義のヒーローであり続けるんだろうなと思います☆

  • とてもよかった。

  • 愛と勇気
    アンパンマン知ってる大人〜

  • 全財産はアンパンマンに贈る。

    資料ID:C0035904
    配架場所: 2F文庫書架

  • 母が10代の頃からやなせさんのファンで、母から教えてもらったやなせさんの詩の数々は私にとっても大切なものです。そして、やなせさんの人柄も素敵なんですよね。
    アンパンマン誕生のきっかけのお話は、いつ聞いても胸に響き、考えさせられます。
    「正義のための戦いなんてどこにもない」
    多くの人に、やなせさんの人生や考え方を知ってほしい、この本を読んでほしいです。

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著者プロフィール

1919年生まれ。 高知県出身。新聞記者、三越宣伝部のデザイナーなどを経て漫画家、詩人として活躍。1973年、絵本『あんぱんまん』を刊行。同時期に雑誌「詩とメルヘン」を創刊し、30年間編集長を務めた。主な著書に絵本『やさしいライオン』『チリンのすず』、作詞に『手のひらを太陽に』『それいけ!アンパンマン』など多数。1990年勲四等瑞宝章受賞。1995年日本漫画家協会文部大臣賞受賞。2000年日本児童文芸家協会児童文化功労賞受賞。2013年10月逝去。

「2015年 『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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