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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784006022341
感想・レビュー・書評
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源氏物語 復習 その3
竹取物語は古典で読みたかったので読了で本望。
昔話ではわからないニュアンス有りで有益でした。
伊勢物語は、在原業平(的な?)のロマンス中心のエッセイ寄りの和歌集といったところ。充分に作品を堪能するにはその当時の政治的背景、一族の栄枯盛衰、業平の性格など知識が必要か。
46段はBL、49段はシスコン、50段は不倫 趣きがある段は印象深い。
古典もまだまだ精進させて頂きます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
竹取物語は、かぐや姫としてご存知の方が多いと思います。田辺聖子さんの現代語訳はとても上品で雅やかでした。後半の展開はもはやSFですね。今読んでもすごく新しくてびっくりしました。全然古くありません。月を神秘的で美しいものと考えるのは、今も昔も変わらないのだと思いました。私たちが宇宙人を信じているように、昔の人は月に都があって天上人が住んでいると思っていたんですね。まったく不思議なことではありません。
伊勢物語は歌物語です。一つひとつの和歌に丁寧な現代語訳がついていて、主人公の心情がよくわかりました。それにしても和歌で気持ちのやりとりをするなんて雅です。送る方も送られる方も教養が試されますし、たった三十一文字に自分の思いを込めるわけですから言葉を選ぶにも慎重になります。まして相手が自分の好きな人なら。嘘がなくてキレイで真実の言葉。昔の人にとって言葉は自分の心そのものだったのでしょう。そういう言葉だからこそ、千年以上残ったのだと思います。どんな言葉をつかっているかは一番その人を表しますが、それは現代でも同じだと思います。 -
田辺さんの現代語訳はとても読みやすくて大好きです。竹取物語は知ってるので感想は割愛。
初めて伊勢物語を読みましたが、1-4ページで終わる短編からなるものとは知りませんでした。でも和歌の表現力でその短さを感じない。季節の彩や恋愛遍歴も凄いよ…! -
改めて竹取物語を読んで5人の色恋者の話とか面白かった。
仮名で書かれた最初の物語が1人ずつ最後は皮肉というかユーモアで締めましたって感じで面白い。
天の羽衣強い。
伊勢物語はこんなに短い話がたくさん詰まったものだったんだ!とびっくり!在原業平についての一つの物語だと思ってたら短編集て感じで、どんだけ恋愛したんだて感じだけど面白かった!
あまり漢学とか学んでない?在原業平、和歌天才すぎて最高。漢学ベースの純粋な日本人の感覚で詠まれてる和歌美しすぎた。最高。
惟喬親王、二条の后、紀有常、巫女らへんがなんか在原業平のいつメンという感じでなんかノスタルジーだった。 -
特に伊勢物語は,音読すると,当時の美しい日本語とそれを醸成した文化を実感できる.生々しい感情に,文章を紙に残す,ということの時空を飛び越える可能性に感激する.
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個人的に古典や和歌の解説で一番好きなのは、田辺聖子さんのそれだ。分かりやすく、ユーモアがあって、良い。和泉式部の和歌集や和泉式部日記も是非解説してほしい!
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今更ながらとはいえ・・・・、口語訳で読むことで外観がしっかり入ってくる。
古語もついつい日本語だと思って、苦しみながら解読してますが、やっぱり古語は外国語。
現代人が現代語で読めばこそ、心に届くものです。
竹取物語をしっかり読んだことがない日本人が多いのも、現代語訳を読むことに抵抗があるからでしょう。
竹取物語のユーモア性をしっかり理解して訳されています。
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田辺聖子の作品
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