現代語訳 枕草子 (岩波現代文庫)

著者 :
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022358

作品紹介・あらすじ

『枕草子』は、日本の代表的な随筆文学。各章段のテーマは、自然、儀式、文学、宮廷内の事件と、作者清少納言の旺盛な好奇心の趣くまま、様々である。物事への好悪のはっきりした個性と、鋭敏な感覚、連想を次々に繰り出し、リズミカルな文体で書き継がれ、読む者を飽きさせない。千年前のひとりの女性の偽らない心の動きは、今もなお新鮮である。大庭みな子の訳文は、作者の息遣いを伝える、彩り豊かなものになっている。

感想・レビュー・書評

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  • 帯文:”人と自然の「をかし」を描いた王朝文学の世界”

    目次:四季の美しさ(第1段)―春はあけぼの、中宮がお産のために(第8段)、命婦のおとどという名のねこ(第9段)、清涼殿のはなやかさ(第23段)、女の生き方(第24段)、興ざめなものは(第25段)―すさまじきもの、いやなにくらしいもの(第28段)―にくきもの、…他

  • 文章の力は凄い.1,000年の時を超えて,清少納言の為人,そして独特の平安文化をまざまざと紙の上に浮かび上がらせる.それにしても,清少納言は切れに切れる女性のようで,その能力を共有する方が殆ど居らず,ニヒルに人間観察をしていても物憂げな印象を随所に受ける.また,春は曙〜に代表される自然への感受性は,達観した孤高の悲しく儚げな雰囲気を醸し出す.原文で読むと,独特のリズムに新たな印象を受けるかもしれない.

  • 原著のお供に侍らせて。
    全段訳していないのはマイナスだが,独自の寸評がプラス。
    鋭い。

  • 著者による、枕草子の現代語訳です。順番も編集されてます。

    それでも、平安時代の人々、特に貴族のくらしが目に浮かびます。

    今度は原文を読みたいと思います。


    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4648835.html

  • 笛は横笛。鳥は鸚鵡。
    ・・・が、個人的にはうれしかった。
    遠くて近いは男女の仲・・・も清少納言だったんだ。

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プロフィール

1930年、東京生まれ。津田塾大卒。68年、処女作『三匹の蟹』で群像新人賞、芥川賞を受賞。代表作に、谷崎潤一郎賞作『寂兮寥兮(かたちもなく)』、野間文芸賞作『啼く鳥の』、川端康成文学賞作『赤い満月』など。小説の他にも、詩、エッセイ、評論、翻訳など幅広い著作を生み出している。芥川賞など数々の賞の選考委員もつとめた。

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