小林一茶――句による評伝 (岩波現代文庫)

著者 : 金子兜太
  • 岩波書店 (2014年3月15日発売)
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • 本棚登録 :18
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022365

作品紹介・あらすじ

小林一茶(一七六三‐一八二七)は、芭蕉、蕪村と並んで、日本人に永く最も親しまれてきた俳人である。一茶が生涯に詠んだ約二万句から、年次順に約九十句を精選して、自由な口語訳と的確、精細な評釈を付す。一句一句の中に、あまりに人間的だった俳人一茶のその時々の情念と境涯を点描して、その生涯を浮かび上がらせる。一茶の俳句への入門書としても最適な一冊となっている。

小林一茶――句による評伝 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  •  一茶の俳句を,時代順に紹介しながら,一茶の人生の大枠も語ってくれるというありがたい,一茶入門書です。ただ,時代順といいながらも,解説の中では類似の句などは年齢に関係なく紹介してくれているので,一茶の俳句へのこだわりなども伝わってきます。
     一茶の俳句は,教科書にも取り上げられているので,人口に膾炙している句もありますが,解釈を聞くと「そうだだったのか」というものもあったりして,面白く読めました。
     解説者の金子兜太氏は,二人でかけ合いながら話しているように文章を書いています。ちょうと,ガリレオの『天文対話』のような方法です。これもまた,新しいです(ずいぶん前の文章らしいですが)。

     あの「痩蛙」の句に対しては,一茶の不遇な成長期と直接類推したりするしたり顔に対して…
    「小動物に呼びかけている感性のやさしい働きを受けとるべきで,その根底を探りすぎると句がつまらなくなりますね。それも,やさしさゆえに醸されている諧謔の味わいですね。」
    と述べたりしています。この句の句碑が信州小布施のお寺さんにあったんだ。知らなかった…小布施には2度も訪れたのに…。

     俳句を知らない人も,楽しんで読める内容でした。

  • 小林一茶のことが「少し」わかる。
    50歳を過ぎての結婚。しかも三回。
    子供もほとんどを小さくして亡くしている。
    放浪の時期が長い。
    きっと、旅する時は「空を見上げる」ことも多かったのだろう。俗的で、下品な表現も多い。

全4件中 1 - 4件を表示

小林一茶――句による評伝 (岩波現代文庫)のその他の作品

金子兜太の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
又吉 直樹
服部 英雄
ジョルダン・サン...
有効な右矢印 無効な右矢印

小林一茶――句による評伝 (岩波現代文庫)はこんな本です

ツイートする