新編 子どもの図書館〈石井桃子コレクションIII〉 (岩波現代文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 77
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022549

作品紹介・あらすじ

一九五〇年代半ばに欧米の図書館事情を視察し、日本の遅れを痛感した著者は、自宅の一室で小さな図書室「かつら文庫」を開いた。どんな本を、どんな年齢の子どもにすすめたらいいのか、子どもはどんな本を喜び、また本の世界に親しむことでどんな変化をとげるのか。子ども文庫、児童図書館の活動に示唆を与え続けた実践記録。

感想・レビュー・書評

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  • B016.28-イシ 300430204

  • 1965年に岩波新書で出版され、長い間子どもに本を手渡す活動をする児童図書館員や、家庭文庫主宰者にバイブルとして読み継がれてきた『子どもの図書館』が、加筆、付記を増補されて、再び手に取れるようになりました。 新書版から文庫版に版形は変わりましたが、読みやすく、図書館の児童サービスにかかわる方々にはぜひ一度は読んでおいてほしい1冊です。あとがきに東京子ども図書館理事長の松岡享子さんが『子どもの図書館』が読み継がれてきた理由として「この本が「大切なこと」をはっきり述べているからだと思う。その大切なことというのは、今日の複雑な社会で、人が人間らしく、しっかりと生きていきためには、子どものときに文字の世界にはいる必要があること、本はそのための「たのしい」道であり、同時に、子どもの精神世界を豊かにし、人間性を育むのに大きな力をもつこと、そして、子どもが自由に、質のよい本と出会える場を備えるのは大人の責任であること、等である。」と書かれています。(p307)子どもたちに本を手渡す大人の責任について、考えながら読んでもらえたらと思います。

  • 子供向けの個人図書館『かつら文庫』の記録。
    私は絵本や児童書の類を殆ど通っていない人間なので、子供のための図書館と聞いても余りピンと来ない。自分が子供時代に、近所にこういう施設があっても、多分、行かなかっただろうなぁ……と思う。気がついた時には親の本を勝手に読んでいたからなw

    それにしても、外国の児童図書館では、司書さんが読んで棚に並べるというのは驚いた。そこまでするんだ……大変だなぁ。

  • 60年前。子どもたちにとっての「文字」は、砂に水を撒くようなものだったかも。
    現代は図書館も充実はしてきている。しかし、児童図書については進展しているかどうか。
    弊害は「文字」以外の情報がとてつもなく多いということにあるだろうか。

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著者プロフィール

作家、翻訳家。『クマのプーさん』『ちいさいおうち』「うさこちゃん」シリーズなど数々の欧米児童文学の翻訳を手掛けながら、『ノンちゃん雲にのる』等の創作も行い日本の児童文学普及に貢献した。2008年没。

「2018年 『新しいおとな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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