ファンタジーと言葉 (岩波現代文庫)

制作 : 青木 由紀子 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 80
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022600

作品紹介・あらすじ

『ゲド戦記』シリーズの作者が、鋭い言語感覚とウィットに富んだ文章で、ファンタジーを紡ぐ想像力や言葉、さらに生い立ちや子どもの頃の思い出、愛読書などについて自由に、軽やかに語る。ル=グウィン文学の神髄がたっぷり詰まったエッセイ集。巻末におもな邦訳作品のリストを付す。

感想・レビュー・書評

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  • 著名な作者が至る所で行った公演や、他の本の前書き後書きを纏めた一冊。このような本は四冊ほど出てるらしく評判良さそうだ。背伸びしない等身大の「わたし」のとらえ方に非常に好感が持てる。あくまでも自分は物語が大好きで、常に読者の立場にいて、創作は膨大に溜まった知識をたまたま出したにしか過ぎない。やはり変なルールにはチクリ。ただの体験談を本人がファンタジーだと発表したらファンタジーになる、と言うのはおかしいやろ。そうそう。賞取ったから素晴らしい作家とは違うんやで。賞は賞。創作意欲を消すもんなんかじゃないで。

  • ル・グウィンのエッセー集。ファンタジーについて、創作について、空想的について、子供時代の図書館、学生時代の図書館、図書館の必要性について、等々。

  • 内容もテーマも「夜の言葉」と重複する部分も多いが、「夜の言葉」との相違(例えばトルストイに対する評価)や同じ苛立ちや憤りをよりしたたかにしなやかに一見「上品なおばあさん」分の文体に混ぜ込む手法の円熟に着目すると興味深い。著者の生まれる前に亡くなったイシについてではなく、著者の家族の友人だった二人のネイティブ・アメリカンの男性の思い出を語った「インディアンのおじさん」が美しい。

  • ファンタジー作家の心の内がわかりました。

  • 『ゲド戦記』で知られるル=グウィンのエッセイ集。
    全体は『個人的なこと』『これまでに読んできたもの』『いま考えていること』『作家として書くこと』の4部構成になっており、本文庫版では単行本版に収録されていた2篇が割愛されている。
    『これまでに読んできたもの』『作家として書くこと』が面白かった。作家のエッセイで書いて欲しいのは、やっぱりこういうところw

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著者プロフィール

アーシュラ・クローバー・ル=グウィン(Ursula K. Le Guin)
1929年10月21日-2018年1月22日
ル・グィン、ル=グインとも表記される。1929年、アメリカのカリフォルニア州バークレー生まれ。1958年頃から著作活動を始め、1962年短編「四月は巴里」で作家としてデビュー。1969年の長編『闇の左手』でヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。1974年『所有せざる人々』でもヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。通算で、ヒューゴー賞は5度、ネビュラ賞は6度受賞している。またローカス賞も19回受賞。ほか、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ニューベリー・オナー・ブック賞、全米図書賞児童文学部門、Lewis Carroll Shelf Awardフェニックス賞・オナー賞、世界幻想文学大賞なども受賞。
代表作『ゲド戦記』シリーズは、スタジオジブリによって日本で映画化された。
(2018年5月10日最終更新)

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