- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006022624
作品紹介・あらすじ
『平家物語』は、平清盛を主とした平家一族の全盛から、滅亡に至るまでを描いた軍記物語の代表作。多彩な人物を登場させ、人物間の葛藤、雄大な合戦場面が次々に展開される。琵琶法師により語られた律動感溢れる哀切極まりない名文は、今なお読む者を飽きさせない。『平家物語』を長く愛読してきた文豪の名訳で味わう。下巻には、木曽義仲の侵攻と最期、源義経の平家追討の挙兵、そして壇ノ浦の戦いでの平家の滅亡まで、巻七から巻十二を収める。
感想・レビュー・書評
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『宇治川の先陣』は、中学か高校の教科書に載ってたのを思い出した。
ラストに出てくる寂光院は、大昔に観光したときには、建礼門院徳子の隠棲の地とはあまり意識してなかったかも。今行けば、だいぶ違う印象を持ちそうだ。
それにしても、作中、頼朝は全く格好良く書かれていない。宗盛のこき下ろしぶりに比べれば、淡々としているけど、少なくとも魅力的ではない。空気の読めない義経に代々同情が集まるのは当然の成り行きか。
今回簡約版ではあるけれど、日本を代表する大叙事詩を読めたのは、日本人として良かったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
平氏の滅亡。その中には、安徳帝、時子、平知盛など一門の勇将な武将も含まれており不覚にも涙が出てくる。英雄視される源義経も結局は追われる立場となる。嗚呼、諸行無常。
僕の知るイベントがいくつか端折られているので、今年は所蔵の書籍より再読するために吉川英治を引っ張り出すこととする。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99764293 -
ようやくわかりました。
義仲と義経が追われた理由が。