風にそよぐ葦 上 (岩波現代文庫 文芸263)

  • 岩波書店 (2015年6月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (460ページ) / ISBN・EAN: 9784006022631

感想・レビュー・書評

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  • 2019年2月10日、読み始め。
    2019年3月2日、読了。


    ●2023年5月14日、追記。

    著者、石川達三さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    ---引用開始

    石川 達三(いしかわ たつぞう、1905年〈明治38年〉7月2日 - 1985年〈昭和60年〉1月31日)は、日本の小説家。社会性の濃い風俗小説の先駆者で、『蒼氓』により第1回芥川賞受賞。華中従軍から得た『生きてゐる兵隊』は発禁処分を受けた。戦後は、新聞小説や社会における個人の生活、愛、結婚をテーマにした作品でベストセラーを連発。書名のいくつかは流行語にもなった。記録的手法に拠る問題意識の明確な作風が特徴。

    ---引用終了

  • 怒りが底流にあって・・・。
    バカ女のために、思慮の浅い若者のために、愚かな民衆のために・・・・、くだらない戦争も、くだらない無駄死にも・・・・。

  • 第二次世界大戦の前夜から戦中までの、市井の人々の生き様が、わかる言葉で描かれている。当時の空気がなんとなくわかる。

  • 内閣情報局の鈴木庫三がモデル。
    「私たちはどこへ」より。

  • 合本で手に入れて読みました。かなりのボリュームながら驚くほど引き込まれ、サクサク読めてしまいあっという間にラストでした。これが初代芥川賞作家の実力でしょうか。国民がみな「風にそよぐ葦」であり、大きな力に翻弄されてしまうんだということがよくわかる。ところどころ、今の日本人と重ね合わせてしまうところもあり、太平洋戦争直前から戦中、戦後のちょっと上流のインテリ人の様子が丁寧に描かれていて、それがちょうど現代の感覚に近い気がします。いろいろ勉強になりました。

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