本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784006022822
みんなの感想まとめ
児童文学の本質や良書の見分け方について深く考察された作品であり、児童文学が特に子どもを想定したジャンルであることが強調されています。著者は、昔話や詩、絵本、ファンタジー、歴史小説など多様な形式を細分化...
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
児童文学に対する文芸批評。児童文学と一括りにしているわけではなく、細分化されて書かれている。昔話、詩、絵本、ファンタジー、歴史小説etc...。
いわゆる文芸批評は、作品そのものについて語るか、作品にかこつけて自分の考えを語るか、作品と社会の関係を語るかなど、いろいろとフォーマットがあるが、本書の児童文学論は、作品そのものについても紙幅を割きつつも、それはあくまでも読者である子どもを明確に想定したものである。
児童文学とは、とどのつまり読者が限定されるジャンルなのである。たしかに大人が読むこともありえるが、それは客側の視点である。児童文学の作者からすれば、想定される読者は子どもである。
純文学でも娯楽小説でも、作者らはここまで明確に読者を想定していないだろうし、するにしてもそれは年齢によるものではないだろうと思う。
そうすると、児童文学論が児童論に近づくのも当然といえば当然で、本書の批評がどれほど鋭敏なものかは置いとくにしても、著者の子どもへの愛着は強く感じられる。批評の文章としては、きわめて温かいものだった。 -
●児童文学における良書の見分け方について多少なりとも学べたが、やはり漠然とした感じが否めない。
-
2024年6月13日、クイズで。著書の「児童文学論」(’53年)は、現在でも児童図書館員の必読の書とされているとか。
-
ようやく読み終わった。
-
2020.9
読んだ。読み切った。が、とても一読じゃ理解しきれない濃さ。各ジャンルの子どもの本についてどういう本を子どもに手渡していくべきか、その判断基準の核になる考えが示される。その確かな眼を養うには自分で実際にたくさん本を読んでその核を熟成させることが必要。子どもの反応を観察することも。これからの私にとっても仕事のバイブルになる。日々じっくり再読しながら自分のものにしていく。読書っておもしろいよね。
著者プロフィール
石井桃子の作品
本棚登録 :
感想 :
