- 岩波書店 (2019年10月17日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (202ページ) / ISBN・EAN: 9784006023126
作品紹介・あらすじ
童謡やわらべうた,詩や絵本の読み聞かせなど,声を通した人間のコミュニケーションについて,臨床心理学者,童謡作家,詩人,声楽家など各分野の第一人者が縦横無尽に論じる.ネット中心のコミュニケーションに傾きがちな現代における人間の肉声の可能性を再考.現代文庫版追補として谷川俊太郎氏の声に関する二論考を収録.
みんなの感想まとめ
人間の肉声を通じたコミュニケーションの重要性について深く考えさせられる一冊です。著者たちが語るのは、声の持つ力や、読み聞かせを通じて伝わる感情の豊かさ。特に、コロナ禍を経た今だからこそ、肉声の温もりや...
感想・レビュー・書評
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あまり私の興味のある内容ではなかった。
河合隼雄さん中心の本のような見えるが、実際は谷川俊太郎さんが主体の本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コロナ騒ぎ前に発行された本だが、まさに今読めてよかった。肉声を聞く、肉声で伝える。息づかい、強弱、間、テンポ、表情。相手への理解、自分の気持ち。文字では計り知れずオンラインでも充分とはいえない相手の心情さらに距離が埋まればの「あうん」の呼吸。要するに理解力。おもいやり、やさしさ。読みながら考えめぐる。素敵な一冊。
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今の時代だからこそ読みたい。
特に池田直樹氏の「子どもたちと、私と、歌」は涙が出てきました。
これもまた何度も読むであろう一冊。 -
私は「声」のことを、これほどまでに文学的・文化的に考えたことはなかった。なので、書いてあることに聞き入る(というとおかしいが)ことしかできなかったが、「ずいぶん広い世界が、いまは埋もれてしまっているのだな」と感じた。
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2020.3
声。声が伝えるもの。伝わるもの。体全体に入る。体のあり方。歌。大事なことはピアニシモ。話すこと聞くこと。語り。全身で伝えていくこと。全体的なコミュニケーション。声は一対一のもの。みみをすます。自分の心と体の内部の他の声や音を聞くことのできる静けさ。静けさを保つために時には耳をすまさずに耳を塞ぐことも必要。対話。体を鳴らして出てくる歌、声。 -
卒論準備中の『朗読者』で自分がしたいと思っている解釈の根拠を書いてくれてて、これいける、って思った。池田直樹さんという声楽家の方のエッセイは、東京芸大卒ならではの音楽家からの観点で、自分に新しい視点を与えてくれた。
河合隼雄の作品
