ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

制作 : Richard P. Feynman  大貫 昌子 
  • 岩波書店
4.02
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本棚登録 : 2330
レビュー : 158
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006030063

作品紹介・あらすじ

20世紀アメリカの独創的物理学者が、奇想天外な話題に満ちた自らの体験をユーモアたっぷりに語る。持ち前の探求心と、大のいたずら好きは少年時代から変わらぬまま。大学時代や戦時下の研究所生活でも、周囲はいつもファインマンさんにしてやられる。愉快なエピソードのなかに、科学への真摯な情熱を伝える好読物。

感想・レビュー・書評

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  • いつ読んでも面白く、考えるところがある本の下巻。
    これほど好奇心旺盛で真っ正直に生きていた科学者がいたことを忘れてはいけない。今はそんな時代じゃないのだから。

  • 「教育」とは科学的なものなのか?
    「教育」によって我々は何を教えられ、また伝えているのだろうか?
    自然科学=理科教育を通じて、我々は「科学的良心」を身につけることが期待されている。
    しかし、それは「科学的良心」とはいかなることか、という説明を受けることではない。
    我々はリチャード・P・ファインマンという、一人の風変わりな物理学者の奇想天外な生き方を通し、「科学的良心」の何たるかを、言葉で定義することなしに体得することになるだろう。
    そして本書の最後に収められているカリフォルニア工科大学卒業式における彼の式辞を聞いた時、我々がそれまで知らずに聞き、身につけてきたものの正体が「科学的良心」であったことに気付かされるのだ。
    この時はじめて、我々は「科学的良心」なるものを真の意味で定義したことになるのである。
    一人でも多くの方々が本書を通して真の「科学教育」を受けることを切望する。

  • 物理を苦手としている私の頭では、学問的な事柄は理解出来ないが、ファインマン氏が非常に自由な思考の持ち主であることはわかる。学問に真摯であれ、圧力に屈せず自由であれ、という呼び掛けも分かる。
    しかし、最後までファインマン氏が作った原子爆弾を投下された広島やら長崎への思いは一切語られてない。被害範囲を考えていても、そこで人命が失われた事には触れてない。戦後来日して日本のホテルのサービスやら日本の文化に感動したと書いているが…。
    学者とはそういうものなのだろう。
    私には縁遠い頭脳と才能の持ち主である。そして、やはり、どこか偏っていると、私は思う。

  • ようやく読了。
    この人は自由な人だなぁ……。
    絵を描いて個展をやってみたり、ボンゴをたたいてみたり。
    ノーベル賞を断りたいと記者に相談してみたり。
    好奇心を持つこと、やりたいと思ったことは何でも試してみること。
    だんだんできなくなっていくことだけれど、素直に何でもやってみるのは大事なことだなぁ、と思いました。

  • 純粋な好奇心でいっぱいのファインマン先生。

    この好奇心(=すなわち自分)に嘘をついたり、隠したり、絶対にしないこと。
    それはまるで5歳の子どものようだけど、
    それを大人になってからも、ましてや大学教授といういわゆるインテリ層になってからも、
    貫きつづけるというのはすごいことだと思う。

    年をとっても、自分がどんな立場になっても、
    好奇心を押し殺してしまわないこと、
    その好奇心に素直に従って行動できる体を大切にしよう。

  • 最後は神秘主義や似非科学の話に。関連して、カーゴ・カルト・プログラミング http://www.radiumsoftware.com/0604.html#060418

  • ネタが絶えない物理学者、R・P・ファインマンさんの自伝です。
    リオのカーニバルで太鼓を叩いたり、オーフェイという画家として絵を最高200万ドルで買われたり、色々なことをするもやっぱり物理を拠り所とするお茶目な彼の話は読んでいて飽きません。

  • 権力と役所と形式的なことが嫌いなんだな
    物理が少しでもわかってたら、この、物理の発見や考え方をなんでもないように言うことの凄さがわかったと思うのに

  • 好奇心の塊のファインマンはさすがです
    人に勧めたくなる本です。

  • 面白く、そして感心した。科学者のエッセイは数多くあるが、これは飛びぬけている。

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