死別の悲しみを超えて (岩波現代文庫 社会 13)

  • 岩波書店 (2000年4月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784006030131

みんなの感想まとめ

親しい人を失うことは、自分の一部を失うことと同義であり、その悲しみは計り知れません。特に子供やパートナー、親を亡くした際の心の変化は深刻であり、多くの人が共感できる体験として描かれています。本書には、...

感想・レビュー・書評

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  • 親しい人をなくすということは自分の一部をなくしたことと同じだ。
    まして、子供やパートナー、親を亡くしたときは、自分の世界が変わってしまうことだと思う。
    大切な人を亡くされた方の手記がたくさん載っていて、心に響く。
    グリーフケアという言葉が合う内容。

  • 共感を覚える文章が多く、とてもよい本でした。自助グループで同様な経験をした人々の前で話をしたり、聴いたりすることは大きな意義があるのかもしれない。私自身はどうしてもそういう場に行くことに躊躇してしまうけど。読んでいて、考えたり感じたりすることがあった一方で、やはり気持ちが落ち込んでしまうこともあった。周囲の言葉に傷ついたり怒りを覚えたりの内容に共感した。当事者の気持ちは、周囲の人々にはわからないよ。

  • B区図書館

  • 読んでる間中ずっと、眼の奥がじわじわする本。

  • 死別が悲しく辛いなんてことは誰でもわかるけど、それだけじゃなく今の社会がその悲しみや辛さを受け止める社会ではない、ということが問題なのだということ。
    10年以上前に書かれた本ですが、まだその状況は少しも変わっていないと思います。

  • 喪失感がもたらした圧倒的な切なさと絶望感の前で。
    そのリアルな痛みが、本音なのだと痛感しました。

    一つ一つの言葉の前で自分の無力さを感じながら、
    医療者の責任を想いました。

  • すべてが焼き尽くされても、残った切り株から芽が出る。絶望の中の、希望の芽生えに立ち会っています。 若林一美「ちいさな風の会」

  • 自死する人にとっては簡単な死が、どれだけの長い時間、遺された人々に影響を及ぼのか?
    「大切に思ってくれる人なんか居ないやい(´ロ`)」という方も居るでしょう。
    でも人の‘死’ってのは、家族だろうが知人だろうが、距離なんか超越してしまうものなのです。

    大切な人を亡くしてしまったとき、この血の出るような痛みが癒される日は永久にないと思うでしょう。
    また、そう思っていたはずなのに、いつの間にか、亡くした人を忘れて楽しんでいる裏切り者の自分がいることに、愕然とする日がやってくるかもしれません。
    そんな苦しみでさえ、この本は黙って聞いてくれるのでした。

  • 今でも前向きに行こうとしてる私ですが、時にはどうしようもない孤立感・不安感
    に襲われます。
    もう1度悲しみと向き合う勇気を、教えてもらえたようなそんな気がしました。
    こどもを亡くしたことのない人にも読んでもらえたら、天使ママにどんな言葉をかけていいのか
    参考になるかも・・・・

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著者プロフィール

1949年、東京都生まれ。元・立教女学院短期大学学長。デススタディーに早くから取り組み、子どもを亡くした親の「ちいさな風の会」世話人を務める。著書に『〈いのち〉のメッセージ――生きる場の教育学』(ナカニシヤ出版)、『自殺した子どもの親たち』(青弓社)、『「悲しみ」を超えて生きる』(講談社)、『穏やかに死ぬということ』(主婦の友社)、『死別の悲しみを超えて』(岩波書店)など。

「2021年 『自死遺族として生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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