粋な旋盤工 (岩波現代文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006030162

作品紹介・あらすじ

粋な旋盤、小粋な仕上げ、馬鹿でもできるターレット。かつて町工場には、劣悪な労働条件のもとで、ものづくりの技術をもった誇りたかい職人がたくさん生きていた。不況に喘ぎつつ、無気力・無感動・無抵抗の現在に、働くことの意味を問い、沈滞社会の桎梏をつきくずす粋な闘いをよびかける旋盤工作家小関さんの処女作を再び世に問う。

感想・レビュー・書評

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  • 「粋」という言葉がふさわしい.
    鉄を削る旋盤工の一昔前の仕事・時代を伝える書籍であるが,著者の視点や文章から伝わる情緒や感性があふれている.

    また,半世紀以上前の工場の「やり方」は興味深い,加工プロセスの時代の流れを知ることができるという点においても貴重な情報である.

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著者プロフィール

作家、元旋盤工。1933年、東京生まれ。高校卒業後、大田区内の複数の町工場で50年余り旋盤工として働く傍ら、1975年、『粋な旋盤工』で作家デビュー。以降、ものづくりの現場で生きる人びとの人間模様を描いた作品を次つぎと発表。1981年には『大森界隈職人往来』で日本ノンフィクション大賞、2004年には『職人学』で日経BPビズテック図書賞を受賞。また、2003年には、科学技術普及啓発の功績で文部科学大臣賞を受賞している。著書に、『どっこい大田の工匠たち』(現代書館、2013)、『職人学』(日本経済新聞出版社、2012)、『町工場巡礼の旅』〈中公文庫〉(中央公論新社、2012)、『越後えびかずら維新』(小学館、2010)、『町工場・スーパーなものづくり』〈ちくま文庫〉(筑摩書房、2009)、『現場で生まれた100のことば』(早川書房、2008)、『道具にヒミツあり』〈岩波ジュニア新書〉(岩波書店、2007)、ほか多数。

「2014年 『町工場のものづくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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