老いを生きる意味 精神科の診療室から (岩波現代文庫 社会 34)

  • 岩波書店 (2001年4月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784006030346

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  • 「巨大病院や大学でぬくぬくと研究を続けることができなかった」と、東京の下町に小さな精神科診療所を開業し、「荒野からの叫び声」に耳を澄まし応えてきた浜田晋先生の著作。核心を突きながら飾らない語り口が好きで、『心をたがやす』(岩波現代文庫)に続き2冊目。

    市井の精神科医が見てきた「生々しい老い」

    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    彼らの多くは黙する。言葉を失っている。そのつぶやきは「社会」にとどかない。一人一人の「生」そのものが現代のわが国の医療や福祉や社会そのものの諸矛盾、貧しさ、非情さを鮮明にうつし出している。豊かな国日本への告発でもある筈だ。しかしマジョリティはそのことに気づかない。気づいてもだまっている。眼をそむける。
    やがて人は確実に老いる。そして病む。かつての巨大な権力者さえそこからのがれることはできなかったではないか。
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    人はただ生まれ、育ち、生き、そして老い、死ぬ。
    さまざまに。ただそれだけ___

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