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- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006030605
感想・レビュー・書評
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日本人で初めてフィールズ賞を受賞した小平邦彦の本。
タイトルから、勉強が苦手だった小平が学問の道に入っていく経緯が描かれているのかと思ったが、そうではなかった。学ぶところの少ない本。
中学生時代から、数学の名著を買ってきて自ら勉強するような小平は、大学でも数学を専攻し、卒業後はもう一度、物理学科に入りなおす。小平自身はモラトリアムで物理学科に入りなおしたと書いているが、このあたりの勉強に対する貪欲さはすごい。
また、本書の後半で「学生の学力が落ちている」と嘆いている。今も大学生の学力低下が問題になっているが、全く同じことを50年前の小平も言っている。
学生の学力は50年前から落ち続けているのだろうか。それとも、いつの時代も年配者には学生がバカに見えるのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示