日本の味と世界の味 (岩波現代文庫―社会)

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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006030643

感想・レビュー・書評

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  • 日本の味と世界のそれに似ているものを対比している。
    しょうゆとウスターソースとか、山椒と胡椒とか、緑茶と紅茶とか。
    日本に限らず、その土地の気候風土に合うものが工夫されて独特の文化や風味が生まれる。
    日本茶は日本食に合うけど洋食には紅茶が合う。
    魚食と肉食で料理の発展も違ってくるし、体格や性格も変わってくる。
    食から成分、歴史、環境などを掘り下げてあって面白い。

  • 30年もあれば食の感覚が多少なり変わるのには十分な歳月なのですね。身近な食品の由来や海外の食生活についてとても興味深い内容でしたが、たびたび誤りが見受けられるためどこまで信じていいのかわからない面があることも否めません。(たとえば、マリー・テレジアは決して料理人の名前ではないはず)

  • 9月25日読了。「味覚人飛行物体」を自認する著者による、豆腐とチーズ、鍋とブイヤベースなど似ているようで非なる日本食と西洋食を並べてそれぞれの特質を論じる本。発酵食の専門家であり、納豆やくさやの「不精香」を溺愛する著者であり、その主張はともすれば日本食万歳という結論で終わってしまいの気がするが、和洋の食材・料理法・調味料を並べて見ることでそれぞれの社会の文化、気候の特質からそこで生きる人々の人間性まで見えてくるような気がする・・・面白いものだ。日本と西洋の食文化の大きな違いは「米・粒食」の日本と「麦・粉食」の西洋というベースと、しょう油・味噌・酒なんでもござれの「麹カビ」の存在にあるのだな。面白い!

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著者プロフィール

1943年福島県生まれ。東京農業大学醸造学科卒業。醸造学、発酵学を専攻。農学博士。東京農業大学教授、国立民族学博物館共同研究員、日本発酵機構余呉研究所長などを経て、現在、東京農業大学名誉教授、小説家。著書に『発酵』『食あれば楽あり』『猟師の肉は腐らない』『食でたどるニッポンの記憶』、『超能力微生物』『納豆の快楽』『酒の話』『発酵食品学』ほか多数。

「2017年 『漬け物大全 世界の発酵食品探訪記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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