キネマと砲聲―日中映画前史 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006030919

作品紹介・あらすじ

日中戦争の時代、上海と満州での日本の映画工作をめぐる物語。川喜多長政、岩崎昶、亀井文夫、甘粕正彦…日中の映画人、軍人と転向左翼、抗日運動家たちが、それぞれの夢と打算を賭けて展開するドラマは人間の条件が問われる極限状況のもとで、自らの信念に生きることの意味を問い、真の国際理解とは何かを考えさせる。

感想・レビュー・書評

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  • 1930年代、40年代を中心に日本映画人が中国映画界とどのように関わっていったか。時代状況の中だできる限り誠実に映画に関わって行こうとすると何が可能だったのか。また、中国映画人にとっても同様の葛藤があったこと、などなど多くのことを教えられる。この著作以後、多くの研究者によってさらに多くの史実が記録されているが、この佐藤忠男氏の一冊は最も巨視的に全体像を示している著作である。単なる娯楽映画と見える作品にもその成立過程にはどのような時代状況が関わっているのか、映画に関心を持つ人にお勧めできる本である。

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著者プロフィール

1930年、新潟市生まれ。「映画評論」・「思想の科学」の編集にたずさわり、その後、映画評論家として活躍。日本映画学校校長を歴任。数多くの映画人を育てる。1996年に紫綬褒章を受章。アジアや中東の映画にも精通し、映画文化の世界的な貢献にも寄与。主な著書に、「日本映画史」(岩波書店)「黒澤明の世界」(朝日新聞社)「映画をどう見るか」(講談社)など多数。

「2009年 『意地の美学 時代劇映画大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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