ファインマンさん最後の冒険 (岩波現代文庫 社会 97)

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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006030971

作品紹介・あらすじ

いつも冗談が現実になってしまうファインマンさん。今度もふとしたことから、ソ連の辺境にあるトゥーバという国に行こうということになった。ところが、そこに立ちはだかったのがソ連官僚機構の厚い壁。あれこれ手をつくしても、なかなからちがあかない。それでも決してあきらめないのがファインマン魂。楽しいエピソード満載の奇想天外な冒険物語。

感想・レビュー・書評

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  • 天才にも根明と根暗がいますが、ファインマンさんは間違いなく前者の典型でしょう。天才物理学者にして博覧強記、いたずら好きで好奇心旺盛で行動力があるというスーパーマン。ハマる人はハマるファインマンさんシリーズ、未読の人は是非。

  • 冒険、は言いすぎだけど、たいしたことないことも本気で面白がる姿勢が楽しい。シリーズ全部読んでないけど、最後のこれはだいぶファインマンエピソード薄く、作者の話がメインに押し出されている感はあるが。

  • タイトルに偽りアリと言えばそうなのかもしれないけど、冒険させたかったのよね。
    ひたすら段取りの記録。
    あの時代にアメリカからソ連、それも辺境の地を訪ねることは相当難しいことだったのね。
    とにかく郵便が全く届かないのが致命的ですね。連絡がしっかりできないものね。
    どこで止まってるのか。
    他の本であったように両国の政府機関の検閲で持って行かれちゃうのか、単に郵便事情が劣悪だからなのか。
    まあ今の日本も、めんどくさいと郵便物溜め込む配達員がいるから、そんなに完璧でもないのだけど、それにしてもひどい話ですね。

  • トゥバ国(本文はチューバと書いてある)に行くまでの話であるが、ファインマンが直前で死亡してしまい、トゥバには行ったもののお仕着せの場所にしか行けなかったという話である。行くまでの前段が長すぎて、それがほとんどであった。原文のサブタイトルが本の名前になっているので図書館分類では、アメリカの分類になってしまっていたのが残念である。
    トゥバの国について詳細に書いてあるということではなく、トゥバに行くまでにどれほど苦労したかという話である。いわゆる旅行の準備記であり、それが本になるというめずらしい本である。

  • 0円購入2010-06-04

  • [ 内容 ]
    いつも冗談が現実になってしまうファインマンさん。
    今度もふとしたことから、ソ連の辺境にあるトゥーバという国に行こうということになった。
    ところが、そこに立ちはだかったのがソ連官僚機構の厚い壁。
    あれこれ手をつくしても、なかなからちがあかない。
    それでも決してあきらめないのがファインマン魂。
    楽しいエピソード満載の奇想天外な冒険物語。

    [ 目次 ]
    そんな国などあるもんか!
    四五、雪もよう、私
    ふしぎなメロディ
    酋長万歳!
    アジアの中心に現われた僕ら
    トゥーバに行った三人のアメリカ人
    モスクワ会議
    素人外交官
    道化師か詐欺師か
    ケラー協約
    旅行準備完了
    カタリナ・カウボーイ
    ついに招待状が来た!

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 首都の綴りがありえない! KYZYL だぞ!じゃあ、そこへ行こうから始まる冒険談。他の三冊に劣らず面白いです。

    もうちょっと詳しくは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120524/1337830045

  • 「ご冗談でしょうファインマンさん」ほど面白くはなかった。

  • 『ロシア語の余白 / 黒田龍之助著』で紹介されていて、興味を持ったので、読んでみました。

    物理学者のファインマンと、友人のラルフ・レイトンが、ソビエト連邦の、トゥヴァ自治共和国に行こうとする話です。

    あるきっかけから、いろんな手を尽くして、トゥヴァに行こうとする、二人の奮闘が面白いです。

  • ノーベル物理学者リチャード・ファインマンが、80年代の米ソ関係、ソ連の理不尽な官僚機構に邪魔されながら、あの手この手でソ連の辺境トゥーバを目指す。ソ連にとっての中央アジア、ソヴィエトの科学者の立場が垣間見える。

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