- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006031046
作品紹介・あらすじ
膠原病を「笑って」治した『笑いと治癒力』の著者が、今度は心臓発作で倒れた。からだは再生の奇蹟を二度起こすだろうか。手術を拒み、独自の療養プログラムを実践し、自然治癒力の可能性に再挑戦した結果は?-自らの体験をもとに、生への意欲・情緒・からだの微妙な関係を省察した本書は、単なる闘病記を超え、患者・医療者に新たな視座をもたらした。
感想・レビュー・書評
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1.目的
「笑いと治癒力」の続編ということで読んでみた。
2.得られたこと
人の自然治癒力を引き出す重要性を伝えようと自身の体験談から説いているのは初回と同様。今回はさらに色々な事例が登場してきて納得感が増した。
バイオフィードバック、自律神経をコントロールする方法、ヨガの達人。出血と心拍数を、コントロールできるという奇想天外な例もあったが、シンプルに解釈するとパニックや恐怖と対極にあるのが笑い。
3.アイデア
集団ヒステリーの実例が、人の精神的な影響力として理解しやすい。
「1982年、フットボール競技場で4人が吐き気とめまいで病院へ。自販機の飲み物を飲んだことが判明。会場で、自販機を飲まないようアナウンス、191人が入院。食中毒症状。その後の分析結果は白。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「笑いと治癒力」、その題名に何かを感じ、読んでみた本。
この本は、人が広義での「病気」になった際、笑いや希望、信念、愛情、生への意欲などの積極的情緒が大いに人体へ健全な影響を及ぼすということが書かれていた。
確かに、「病気」という概念から言って、そのような気持ちだけで治ると言うのは少々言いすぎかもしれない。が、かと言って、そのような気持ちー積極的情緒ーを度外視することもできないように思えた。気持ちをどう持つかで、事態も変わるのだと感じた。
このように、この本には、納得すべき点が多々あった。
上記のような積極的情緒を今後あらゆる場面において使用していこうと感じた。
ぜひぜひオススメですね。