虐待―沈黙を破った母親たち (岩波現代文庫)

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著者 : 保坂渉
  • 岩波書店 (2005年5月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006031145

作品紹介

なぜ親たちは、子どもたちの心を傷つけ、暴力をふるうのか。家庭という密室で進行する子ドもの虐待は、今も深刻度を増している。本書は、沈黙を破って自らの虐待を語り始めた母親たち四人に取材し、その心の軌跡と家庭の闇を描き出した衝撃のルポルタージュ。

虐待―沈黙を破った母親たち (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 虐待防止法ができる前に書かれたものなので、ちょっと情報は古い。でもやっぱり同じなんだよな。結局連鎖ってことなのか。しかしプロローグに書かれている、親の立場からも考えてほしいと発言したお母さんは素晴らしいと思う。その勇気たるや。4人の虐待していた母親の話が書かれているけど、父親には1人も取材できなかった、というのが現実を表している。父親の方が隠したがるのだ。結局母親に押し付けて。まだ初期に書かれただろうに、身体虐待だけじゃなく、親の期待でがんじがらめにされていたのも虐待だときちんと書かれているのが素晴らしいと思う。こういう親子はまだまだ多そうだもんな。

  • 虐待をする側にたった視点からのルポ。
    あと少し、誰かの助けがあっただけで子供も親も救われていた事例があって、切なくなる。
    「人の顔色をうかがったりしないで自由気ままに要求を言ってくる。それが自分の子供の時に出来なかったこと、だから許せなくて虐待に走ってしまう」事例など、その親の悲惨な環境もあり、虐待報道の視点も一面的でないことが分かる。
    「子供たちが親の期待や要求を満たそうと行動することは、自分の心を抑圧し深く傷つけてしまう」というミラーの一文は、その通り。
    また裁判などで虐待は反省すれば治るというような趣旨が出ていることに対して、虐待は病理であることとの根本的な間違いなど、日本がいかに虐待に対しての基本的認識がないかも指摘されている。
    再読本だが、実に有意義な一冊。

  • 虐待はもちろん悪いかもしれないけど、やっぱり虐待する側の話も聞くべきだと感じました。色んなケースが母親の視点を交えて書かれています。

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