同盟漂流〈下〉 (岩波現代文庫)

著者 : 船橋洋一
  • 岩波書店 (2006年3月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006031299

作品紹介

一九九〇年代、朝鮮半島核危機、沖縄少女暴行事件、中台危機という東アジアの激動の中で、日米中関係はいかに変動したのか。グローバリゼーションの下で、日米同盟はどう再編されたのか。卓越した取材力で外交と国際政治の最前線を描ききった同時代史の傑作。第11回新潮学芸賞受賞。

同盟漂流〈下〉 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 下巻では、朝鮮半島の緊張や中台危機などの新たな国際情勢を踏まえて、日米同盟が新たな意味を持つようになった経緯がたどられていきます。

    ジョセフ・ナイによる「ナイ・イニシアティヴ」の果たした役割については、とくに詳しく説明されています。中国の「封じ込め」と「取り込み」のはざまで、日米同盟がどのような役割を果たしていくべき戦略が練られていったことが分かります。

    上巻とは違い、日米同盟の意義に関する突っ込んだ問題が扱われているのですが、ルポという手法でこうした問題を扱っているところに、本書の強みと弱みがあるような気がします。さまざまな政治家の動向が生き生きと描かれているところがおもしろく読めるのですが、事実の表層から日米同盟の意味という真相の議論になかなか至ることのできないもどかしさを感じました。

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