科学は不確かだ! (岩波現代文庫)

制作 : Richard P. Feynman  大貫 昌子 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 177
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006031466

作品紹介・あらすじ

「君がそんなことに興味があるとは知らなかったぜ。」仲間にそう冷やかされて壇に上がった、われらがファインマンさん。演題はなんと、科学の本質について。ところが、意外や意外、自由奔放に広がる話は、科学、宗教、政治から、はてはUFO、テレパシーにまで及びます。肩肘張らず、権威張らず、科学の本質を鋭く、楽しく語る、名調子の講演集。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    「君がそんなことに興味があるとは知らなかったぜ。」
    仲間にそう冷やかされて壇に上がった、われらがファインマンさん。
    演題はなんと、科学の本質について。
    ところが、意外や意外、自由奔放に広がる話は、科学、宗教、政治から、はてはUFO、テレパシーにまで及びます。
    肩肘張らず、権威張らず、科学の本質を鋭く、楽しく語る、名調子の講演集。

    [ 目次 ]
    1 科学の不確かさ
    2 価値の不確かさ
    3 この非科学的時代

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • ◆この本は、ファインマンが「不確かさ」をテーマにおこなった3回の講演を記述したものである。ファインマンは、科学的だと考えられている時代のさなか、社会・宗教・政治について語りながら、この世界は「不確かさ」で、わたしたちは「何も知らないのだ」と主張する。

    ◆この世界は「不確かさ」だからこそ、そこから法則を見出し、さらには法則と法則を結ぶ法則を見出す科学の喜びがあるという。しかし、その発見をどのように用いるかという価値の問題は、政治、宗教などと結びついてきわめて「不確か」なものだ。著者が強調するのは、現在(すくなくとも講演当時)は、科学が発達した時代ではあっても、倫理などそのほかの面が大きく変わってはいない「非科学的時代」だということである。科学者のみならずすべての人が「不確かさ」に対する疑いの眼をもち、釣り合いのとれた均衡の感覚をもたなければ、彼らは不確かな現象というビンに勝手に貼り付けられたラベルをみて、その商品が優良品だと思い込み、粗悪品を売りつけられてしまう。著者(ファインマン)は、これを実践したが、ちょっと聴衆を驚かせてやろうと思っていたのではないかと思う(2章)。軽快な話術のなかに、不確かな世界を真っ直ぐ見つめる科学者の視線を感じる一冊。

  • さらっと読めてしまうが,内容があまり残らない感じがした.
    言葉は平易なのだけど,自分には内容を100%理解するまでには至らなかった.

    不確かさを改めて認識してみると,数学はなんて確かなんだろうかと思ってしまった.オイラーの等式がニアリーイコールではなくイコールでつながるという確かさには,言葉もでない.

  • 根底には,如何なる事象も疑念を持ち自分の頭で考えるべし,ということを訥々と語る.文明が進歩すると欠如する重要点を市井に知らしめる,これも科学者としてのあるべき一側面である.

  • 講演でどんでん返しなんて!お茶目すぎるぜ。ズバズバ言うけど、本当のところを理解できるのは、大学院教育を受けている人ぐらいではないか。日本では。

    ・科学者は自分の理論の誤りを決して隠そうとはしません。
    ・疑う自由が重要
    ・知性と魂の謙虚さ
    ・核実験の放射線
    ・法王が代表する人間の責任と義務とに、深く同意する

  • Feynmanといえば大学生の物理の教科書です。
    ちょっと高いですが、読み物としても秀逸だと思うのです。

    が、本書はいまいち。
    科学の不確かさ、という主題に対して講演内容(本書はワシントン州立大学での講演を書籍化したもの)が合致していない。
    しかも、最初はまじめに科学の限界について(多少、寄り道しながらも)言及していたが、中盤から終盤は科学と宗教の関わりについて中心的に論じている。
    なぜ、科学の限界について論じる必要がある時にアメリカとソ連のイデオロギーの議論になるのかさっぱりです。

  • 「科学や技術に取説はない。倫理道徳は科学の範疇にない。」

  • 科学的であるとはどういうことか。「科学」を知っている人でも、科学的であることはどういうことかを知らない、身につけていないひとは多い。ファインマンは特に科学的ではない科学者を嫌った。

  • 知識と倫理は別領域。

    不確か(つまり、謙虚な知性として)
    であること。

    確率の高さ(ある一つの体系における情報)

    起こる出来事
    から判断。

    観測して測定するしかないよね。

  • ファインマンさんの三日間に渡る講演の記録をまとめたもの。ファインマン節が炸裂しているので、この本を最初に手に取るのはなかなか敷居が高いかもしれない。
    ファインマンさんはこの本の中で、無知であることを受け止めよという言葉を何回か言っている。科学は不確かだ、というこの本のタイトルからも、ファインマンさんの謙虚さが伺えると思う。

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